地名は知っていた 下―津波被災地を歩く 七ケ浜~山元 (河北選書)

著者 :
  • 河北新報出版センター
2.75
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 14
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873412863

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 七ケ浜〜山元までの後編。
    報道では、石巻、陸前高田、山田、大槌、釜石、女川、閖上など、一部分の被災地しか取り上げられていないが、海沿いの街は、全て被災している。
    そんな当たり前のことを認知していないことに気づく。
    この本に出てくる地名は、大体が「川」「脆い土地」「波」「海」に関連している。
    だからこそ、この本のタイトルが「地名は知っていた」なのだが。
    土地ができるのに「海」「川」などの水が関係していないわけが無い。ってことに、改めて気づく。
    水の流れが地盤を削り、土地の高低差ができ、削られた砂などが堆積して洲ができ、そこにどんどん堆積物が海や川から運ばれて土地が広がる。
    そんな繰り返しで海岸線は出来上がっているんだよなと、改めて思ったとともに、これは宮城県だけの話ではなく、全国に繋がることだなとも。
    被災地の再生を心から願います。

  • 震災関連

    河北新報出版センターのPR
    https://kahoku-ss.co.jp/books/978-4-87341-286-3/

  • 宮城の地名研究者が、震災後に津波被災地を回り、見聞きしたことをまとめた本の後編。塩竃・仙台以南を収録。
    県北と違い平地なので、河道や旧河道にまつわる地名が増える。その旧地形が津波被害にも大きく影響したことが示唆され興味深い。
    江戸以降、伊達藩の元で開発された場所が多く、近世史と関わる地名が増えるのも特徴的。
    ★5でもいい内容だが、「これにカラー写真が付いていたらもっと理解が深まっただろうに」という贅沢すぎる不足感を込めて★4と評価します。

  • 資料番号:011514221
    請求記号:291.2/ダ

全4件中 1 - 4件を表示

プロフィール

1943 年、宮城県大崎市鹿島台(旧鹿島台町)生まれ。
日本地名研究所・会員/宮城県県地名研究会・会長/
東北アイヌ語地名研究会・会長/みやぎ街道の会・顧問。
<主な著書>『みやぎ地名の旅』 (河北新報出版センター)/
『地名は知っていた・津波被災地を歩く 上・下巻』 (河北新報出版センター)
/『仙台・江戸学叢書14  仙台城下の地名』(大崎八幡宮)/
『『要害』地名調査研究報告書』(宮城県地名研究会)/
『金属と地名』 谷川 健一編 日本地名研究所「地名と風土」叢書(三一書房)
/『北上川下流の水山』 共著 (国土交通省東北地方整備局
北上川下流工事事務所)/『「要害」』地名調査研究報告書」で2008 年、
日本地名研究所・地名研究賞受賞。

太宰幸子の作品

地名は知っていた 下―津波被災地を歩く 七ケ浜~山元 (河北選書)を本棚に登録しているひと

ツイートする