ウディ

  • キネマ旬報社
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873764436

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 分厚い長い本だった。読むのに時間かかった!
    インタビューではなく、評伝で、関係者や知人友人、映画評論家などなどの話から構成されていて、当然まったく知らない人がほとんどで、ちょっと飽きるところもあったし、文章も読みにくいところもけっこうあったのが正直なところ。
    でも、スタンダップ・コメディアンとしてデビューしたころの話とか、本当に古い時代のニューヨークの雰囲気がわかるようでおもしろかった。ウディ80歳だから60年前くらいのニューヨークとかで、本当に昔のヒトなんだなあーとか変に感心したり。
    あと、ユダヤ人であるということ、っていうのはいつもずっと理解しにくいと思っているんだけど、なんとなく少しだけわかったような気も。アメリカにいたから直接関係ないとはいえ、ホロコーストがごく身近なことだっていうのも感じたし、ユダヤ人差別っていうのが昔はもっと顕著にあってことも。(・・・わかった気になってはいけないとも思うのだけれども。実際やっぱりよくわからないし・・・)。

    それから、1990年代にゴシップになって、また最近蒸し返されたりしていた、ウディが養子に性的虐待を与えていたとミア・ファローが訴えた事件、この本を読んで、ウディは実際そんなことはしていないだろうな、と納得した。そしてわたしも誤解していたんだけど、ウディが結婚したスン・イーは、ミアとその元夫の養女であって、ウディの養女ではないし、だから一緒に暮らしたこともないし、ほとんど面識もないくらいで、父娘という意識はなかったという。

    とにかく、ウディ・アレンという人は、ただひたすら好きな仕事をしていたい、っていうのがまたよくわかって、やっぱり好きだと思ったのだった。。。

全1件中 1 - 1件を表示

デイヴィッド・エヴァニアーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×