役割語研究の地平

制作 : 金水敏 
  • くろしお出版
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本棚登録 : 53
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874243961

感想・レビュー・書評

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  • 金水敏(2003)の提唱した役割語研究の最初期の業績をまとめたやや一般向けの論文集という感じ。役割語をキーワードに、ハリー・ポッター、サイボーグ009など多彩な題材を分析している。役割語のようなものが存在しているような気は、日本人にはみんなしているんだろうけど、改めて概念として提示するのは大事だなあと思った。そのことによって、色んな人が注目して、研究がこれだけ進んだのだろう。

    金水さんのことは2年生くらいのころから名前は知っていて、CSCD関連で顔も見ていたけど、あまり関わりがなかった。最終学年になって、ようやく関わりがでてきたところ。あわてて関連書籍を読んでいる。

    『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』もすぐに読む予定。

  • (推薦者コメント)
    国語教育に興味を持つ方にお勧めの一冊です。

  • 金水(2003)から広がった「役割語」の研究だが、それを基にどのような研究が行われたかに注目してもらいたい。どのような点に注目し、どのような資料から、どのような結論を出しているかが参考になる。(2010:黒崎先生推薦)

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著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授。一九五六年大阪府生まれ。専門は日本語学(文法史)。著書に『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(岩波書店、二〇〇三)、『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房、二〇〇六)、『役割語研究の地平』(くろしお出版、二〇〇七)、『コレモ日本語アルカ? 異人のことばが生まれるとき』(岩波書店、二〇一四)ほか。

「2018年 『時代劇・歴史ドラマは台詞で決まる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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