- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874244982
作品紹介・あらすじ
言語コーパス研究における統計利用のための、本格的入門書。言語学者と統計学者のコラボレーションによる執筆・編集。英語研究と日本語研究の両方に対応。CD‐ROM収録のソフトウェア・分析用データで研究の手法を体験しながら学べる。
感想・レビュー・書評
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統計的なことをわかりやすく平易に書いてあるけれど、言語研究のやりかたは書いてない。まああたりまえか。
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大学院生になる以前、「言語研究」と聞かれると、何だか思い浮かぶのは「山積みの書籍に囲まれ、ひたすら本を読み尽くし論文を書く学者」だった。確かに、そんな研究もたくさんある。しかし、言語学の分野では、書籍だけでなく「生」の言語データを用いた研究も積極的に行われている。「生」の言語データとは、新聞や雑誌からの書きことばはもちろん、私たちが日常的に使用する話しことばまで「ことば」と呼べる全てがその対象となり得る。さらに、近年では、こうした「生」のことばを集めた大規模データを使用した研究も数多く行われている。一方で、こうした大規模データの総数は、何百万語にもなるため統計的処理無しでは、研究の遂行は無理に近い。
本書は、こうした大規模データを用い言語研究を始めようとする言語系の学生や研究者向けに書かれた統計の入門書である。言語研究にスポットライトが当てられている分、どのような大規模データが使用できるかなど、分析の実例も言語データを用いた場合を想定した丁寧な説明が施されている。最新の言語研究に触れてみたいなら、ぜひチェックしておこう。
(ラーニング・アドバイザー/人社 KIM)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1394099 -
手軽に読んで実業務に使ってみようと思っていたが、そうはいかなかった。
けっこう難しい。
理論を網羅的に紹介しているのでたしかに入門書なわけだけれど、即物的に、こう実装すればOK、というタイプのものではなかった。
これを足がかりにいろいろ勉強してよね、ということか。
この本ざっと読んだだけでも、先は長いなあ、と感じた。