- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874606964
作品紹介・あらすじ
時はバブルの真っ只中。しかし教会には建設資金がない。不思議なことに、そこに建築家は光明を見いだしていた。だが肝心の設計には未だ光明が訪れない…。ものづくりに賭ける人々が挑んだ苦難と感動を軽妙に描くノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/41564詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
建築家の本はどうしても建築家自身にスポットが当てられがちだが、この本は安藤忠雄氏は主役ではなく、関わった施主、施工業者にスポットが当てられているように感じる。光が当たる人の周りの陰で目立たないが誇りをもって自分の役割を果たす人々がいることをわからせてくれる。
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建築に対する思想的なことと実際的なこと。
主役の教会の建設があまりにも波乱万丈に思えて、大丈夫…?本の半分過ぎたけど大丈夫…!?と心配になった。それでもまさに一歩一歩進んでいくのがすごいなと思ったし、いろんな工程において、目に見える物質的なものを作り上げる仕事だなあと思った。能力に加えて、人間性や価値観と信頼関係で成り立った案件だなあとも。
p.341の文章が響いた。相手に期待をかけるのはこちらにもプレッシャーがかかる。そこを怠らずに、意図的に?結果的に?相手の意欲と能力を引き出すこと。
オルガンの費用のくだり、笑った〜。
最後まで読むまで我慢していたので、読み終えてから光の教会と、安藤忠雄氏の建築や本に出てきた建築を検索しまくった。いつか訪れたいと思う。 -
光の教会を訪れたため、
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出来上がっていく過程のほかに建築家や数多くの人たちの履歴やエピソードも盛り込まれています
沢山の情報モリモリなのに、まとまっていて興味深く読ませていただきました
シロートにも分かりやすいコンクリートのところがとても参考になりました
身近に安藤建築は、沢山あるので見に行こうと思います
違った見方が出来そう!読んでよかったです -
安藤忠雄設計の「光の教会」が 完成するまでの道のりを綴った本。
細部にまでこだわって、
気の遠くなる作業を続けて来たからこそ、
素晴らしい物が生まれるんだということを改めて感じた。
安藤忠雄という人と一緒に働いたら物凄く辛そうだけど、一緒に創り上げて来た人達を本当に羨ましいと思う。
いつか本物を見に行こう!
またやりたいことが一つ増えた!! -
光の教会が出来上がるまでの流れ。
特に何もないが面白く読めました。