観光コースでないベトナム: 歴史・戦争・民族を知る旅

著者 :
  • 高文研
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874981672

作品紹介・あらすじ

いまベトナムは、世界で一番エキサイティングな国。戦争を知らない若い世代に、ベトナム戦争が青春だった団塊の世代に、経済交流で南へ向かうビジネスマンに-贈るベトナム案内。

感想・レビュー・書評

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  • ベトナムの歴史は抵抗の歴史であることがよくわかった。
    北の大国中国、アジアの大国日本、ヨーロッパの大国フランス 世界の超大国アメリカから侵略されたが、屈服せずにたたかった。国民が自分の頭を使い考えて戦ったのが印象的。

    日本のベトナム特需はベトナムの流血の上に成り立った経済成長という点には複雑な気持ちになる。

    戦争なんてもういらない。人間が作り出す愚の最たるもの。

  • ベトナムって(いい意味で)したたかで、エネルギーに満ちているように思いました。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。1974年、朝日新聞に入社。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任、40年にわたり主に国際報道の分野で取材を続けた。2014年に朝日新聞退職後も、フリーのジャーナリストとして各国の取材を続け、精力的に執筆と講演を行っている。「コスタリカ平和の会」共同代表。「九条の会」世話人。

大学時代、キューバで半年間、サトウキビ刈り国際ボランティアとして汗を流した。4年生の夏休みに朝日新聞社から内定を得るが、産経新聞社が進めていた冒険企画に応募。スペイン語とルーマニア語の知識があったことから「東大ジプシー調査探検隊」を結成して東欧へと旅立った。東欧では「日本のジプシー」を名乗り、現地のジプシーと交わって暮らした。日本初のジプシー語辞書を作り、帰国後は新聞にルポを連載、ジプシーを扱った映画『ガッジョ・ディーロ』ではジプシー語の翻訳を担当した。ジプシー調査でジャーナリズムの醍醐味を知り、1974年、再度入社試験を受けて朝日新聞社に入社した。

朝日新聞時代も、学生時代の突貫精神そのままに、市街戦の銃弾をかいくぐりながら、そしてときには会社とも闘いながら取材を続けた。フリーになった現在も変わらない記者魂を、本書の随所で感じることができる。

「2019年 『世界を変えた勇気 自由と抵抗51の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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