- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874982846
作品紹介・あらすじ
無自覚のうちにも偏見と誤解に史食われた歴史観を克服し、事実にもとづく歴史認識を"国民的常識"とするために、日朝関係史の第一人者が古代から現代までエッセンシャルな事項を選んで、平易明快に説いた入門書。
感想・レビュー・書評
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読了。高校時代に学んだ世界史などで、多少知っていたものの(伊藤博文が千円札に肖像画が使われていた時に朝鮮・韓国から抗議があったのを聞いた時に、「それは当然だろうな…」と思った程度)、読んでいて何度もつらくなってしまった。
それは、著者がわざと日本を糾弾しているからではなくて(それは絶対ない!)、ワタシ個人が日本人として、恥ずかしくて辛いなぁと思ってしまったというもの。
それでもこの本に書かれている内容は、ちゃんと見詰めなければならない。認識しなくてはならない。
とも強く思いました。
だって、これまで「日本人」が何をしてきたのかをちゃんと理解しないと、一歩も進まないと思うから。
朝鮮や韓国、台湾や東南アジア諸国と、本当の意味で共存していくためにもね。
そういう点でも、この本は読んでよかったと思います。ホント若い子でも読みやすいと思うしね。
この本を読んでいて、自分の祖父母・曾祖父母の時代の人に聞いてみたいと思いました。
「なんで日本は、そんなに朝鮮半島を占領したがったんだろう?」って。「なんで朝鮮人をそんなに蔑んだの?」って。
大義名分じゃなくって、本当の所どうなのか、すごく知りたいと思ってしまった。
+ + +
「郊外へ」「彼女のカルテ」読了後に、続いて手にしましたぁ。そばにあったから(ヲイ)。
でも、この本は「今」読まないといかんな。とも感じてたので、これでいいのだ。
読みさしの松岡正剛「空海の夢」が、なかなか手に取れないのなぁ。なんでだ。
2009.02.09.
+ + +
以前からうっすらと感じていたんだけれども、テレビで『太王四神記』をちょこちょこ観ていて、実感したんですね。
日本で習った歴史と韓国で習う歴史の差異を知りたいな…って。
『太王四神記』って高句麗と百済の時代が舞台なんだけれども、日本とも浅からぬ関係があった国なんだよね。
「韓国」との関係って、どうしてもナーバスなもの(日本に併合したこととか…)か、
もしくは韓流スターへの熱狂的なファンコール…っといったものばかり耳にする中で、隣国の歴史をきちんと知る事は大切な事に思えるんですね。
そう思い至ったワタシが出会ったのがこの本。
2009.01.30. -
極端な日本擁護論もなければ、卑屈な日本自虐論も感じなかった。タイトルどおりだと思う。一度は読んでおくべきである本だろう。(2005/8/22 読了)