だまされることの責任

著者 :
  • 高文研
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本棚登録 : 19
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874983294

作品紹介・あらすじ

1945年日本敗戦、日本人の多くは「だまされた」と言った。そして60年後の今、再び「だまされた」と人々は言うのか。

感想・レビュー・書評

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  • 標題の伊丹万作の一文が丸ごと掲載されているので購入。すばらしすぎる。特に巨額詐欺事件等がおこるたびに被害者の会を結成させる弁護士さんあたりにもよく読んでもらいたい。
    「だますやつは悪いかもしれないが、だまされるやつが悪くないとはきまったためしはない」のだから。

  • 難しい問題ですよね。結局真実なんてどこにもないし自分の真実を人のせいにしないで生きていきたい。

  • 伊丹万作氏の「戦争責任の問題」というエッセイをもとに1冊の本を作ろうと思った編集者の心意気にまずは感服した。

    ただ、このテーマから佐高信という人選は少しずれているのではないかと感じた。

    佐高氏は信念をもったぶれない評論家だと思う。しかし、だからこそ、迷いであったり人間的な弱さが彼の発言や書くものからは感じられない。
    伊丹氏のエッセイの肝は、本当に騙す者と騙される者はきっちり分けられるのか、お互いが補完しあって存在しているのではないかということだ。

    その意味で、本書の半分以上が、だまされるという部分だけをとりあげ、中坊氏など、多くの人が本質を見誤り過大に評価してしまった人物や事柄を論じ合っているのは、

    せっかくの趣旨が微妙にずれていて大変残念である。

    そんななかでは、魚住氏が自分の中の組織に同調してしまったり、しり込みしてしまったりする弱さについて語っている部分が一番興味深く、この人は信じられると感じた。

    物事を誰かのせいにしたり、組織のせいにしたりするのは簡単である。しかしいつもそうやって逃げてばかりいたら、結局は私というものはどこにも存在しなくなってしまう。

    http://ameblo.jp/use04246/entry-10009788561.html

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プロフィール

1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教員、経済誌編集長を経て、現在、ノンフィクション作家、評論家として活躍中。「憲法行脚の会」呼びかけ人の一人。「週刊金曜日」編集委員。著書に、『西郷隆盛伝説』『安倍晋三と翼賛文化人20人斬り』『誰が平和を殺すのか』『平民宰相 原敬伝説』『敵を知り己れを知らば』、共著に、『安倍政権を笑い倒す』『難局の思想』『戦争と日本人』『原発と日本人』など多数。

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