ダーウィンの花園: 植物研究と自然淘汰説

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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875022756

作品紹介・あらすじ

食虫植物モウセンゴケの驚くべき運動能力、昆虫を操るかのようなランの仕掛け、クレマチスはリーフクライマー、葉柄を鉤にして昇る。あなたの庭のカタバミが夜になると眠るのを、ごぞんじだろうか!二二歳から五年間にわたるビーグル号の探検のときからダーウィンは植物に魅せられ、研究のために膨大な量を採集した。いや、それよりずっと以前、六歳の肖像画のチャールズの手には花の植木鉢が乗っている。地質学者ライエル、世界的植物学者ジョゼフ・フッカー、エイサ・グレイを親友とし、心やさしきエマ夫人とたくさんの子どもたちとすごした博物学者の生涯が、植物研究の側面から色とりどりに描き出される。植物を愛した意外な素顔。花とすごした楽しい日々の観察記。

感想・レビュー・書評

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  • 「動く植物」を読んでいたら、ダーウィンが食虫植物に大変興味を持っていた、という話が何度も出てきて、そのあたりを読みたくて探しだした本。
    ダーウィンは天才科学者というより、世界一のなぜなぜ小僧だったんだな、と思う。そして200年前のイギリスは、なぜなぜ小僧にとっては夢の国だった。謎が謎のまま目の前に転がっていて、しかもある程度の能力と余裕を持ってさえいれば、自分の手で、自分の庭で、調べ、実験し、解き明かすことができた。ミミズ、フジツボ、食虫植物、ランと不思議だと思ったものを次々に調べていくダーウィンはきっと楽しかっただろうな、と思う。なんか親しみが湧いてきた。
    ダーウィンがずばり「食虫植物」という本を書いていることを知った。読みたいが検索しても見つからない。邦訳は存在しないのか?

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