- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875023456
作品紹介・あらすじ
不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神たちが次々に登場する「怪奇鳥獣図巻」は、江戸の無名の絵師によって描かれた極彩色の絵巻物。中国古代の奇怪な博物誌『山海経』からの引用を中心としつつ、来歴不明の「妖怪」たちも少なからず顔を見せる。古代中国と江戸期日本のイマジネーションが交差する幻の妖怪絵巻の全貌をオールカラーで初公開。
感想・レビュー・書評
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中国の幻想的な異形の鳥獣たちを、江戸時代に描かれた日本画を用いて説明。
一様にして奇怪でおぞましく、多種との混合獣(おっさん+鳥、オカメ+蛇、鼠+鴨、龍+馬など)、複数の顔を持つ獣(九人のおっさんの顔をもつ鳥、三つの顔を持つカラスなど)が登場する。
それらはそれぞれに、福が来たり(そういうのは大抵神化する)、災いが降ってきたりし、設定も面白くどこか愛らしい。
巻末図譜の絵の表情や仕草が、下手なギャグ漫画よりも奇抜でウケる。 -
江戸時代に描かれた同名の絵巻をオールカラーの写真つきで解説した本。かなり滑稽な見た目の生物もいたりするが、中には好きな人ならニヤリとするような生物も描かれている。見ていて楽しい。
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山海経を下敷きにして描かれた江戸記の絵。カラーだから山海経とも印象がかなり違って面白かった。付録は「山海経存」図譜。対応関係も一発で分かる。キモかわ系ないきものが好きな人はぱらぱら読むととっても楽しいと思う。
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うんちくはこの際いらない、とにかく見て楽しんでほしいです。怪奇と銘をうっていますが、おどろおどろしさはなく、どことなくユーモラスなものばかり。日本に漫画が根づく要素っていうのは昔からあるんだな、なんて思いました。
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不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神たちが次々登場する江戸期の絵巻物。中国古代の博物誌「山海経」からの引用に、来歴不明の妖怪を含み、古代中国と江戸期日本のイマジネーションが交差する。その全貌をオールカラーで初公開。(TRC MARCより)
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若干物足りない感があるけど面白い。
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素朴なキメラが主
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抑えた線。