ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統

  • 工作舎
4.13
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (877ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875024293

作品紹介・あらすじ

ジョルダーノ・ブルーノによって集大成されたルネサンスの魔術的世界観が、ヘルメス教の復興/復古運動に基盤を置くものであったことを豊富な文献渉猟と確かなマクロ記述により立証した研究。『記憶術』と並ぶイエイツの代表作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ルネサンスの魔術的世界観」ルネサンスによって開かれたのは明るい面だけじゃないってコトですね。先ずは此方を早く読まなきゃ。。。

  • 非常に読み応えがある大著。タイトルに「ヘルメス教」とあるため、錬金術に関する著者の考えを知りたくて手に取ったのですが、不思議なことに「錬金術」に関する著述は一切ありませんでした。これだけの研究をした人物が錬金術を理解できなかったとは到底考えられないので、何か相応の理由があって敢えて避けたものと思われます。しかしそれを差し引いても、興味深い内容であったことに変わりありません。
    薔薇十字団にはあまり興味がないのですが、いずれ高名な『薔薇十字の覚醒』も読んでみたく思います。

  • 異端とみなされるや即火刑、
    なんだかなぁ、という感じです。

  • 読むの、大変でした。註と解説が多くて。でも、興味は広がるばかり…。他の著作も気になります。本よみうり堂の書評に感謝!

  • 現代芸術の戦略から

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1899年、イギリス・ポーツマス生まれ。1924年にロンドン大学を卒業、1944年から同大学付属ワールブルク研究所の一員として、ルネサンス精神史研究に従事。ルネサンスのネオプラトン主義に底流するヘルメス=カバラ的伝統に注目し、魔術・錬金術などのオカルト哲学を視座としたルネサンス精神史の新しい解明を試みる。1967年以降、ワールブルク研究所名誉研究員、英国学士院会員。1981年、逝去。
邦訳書に『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』(工作舎)、『世界劇場』『魔術的ルネサンス』『シェイクスピア最後の夢』(以上、晶文社)、『記憶術』(水声社)、『星の処女神エリザベス女王』『星の処女神とガリアのヘラクレス』(以上、東海大学出版会)、『十六世紀フランスのアカデミー』『ヴァロア・タピスリーの謎』(以上、平凡社)、『ジョン・フローリオ』(中央公論新社)がある。

「2019年 『薔薇十字の覚醒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フランセス・イエイツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×