貢献する心−ヒトはなぜ助け合うのか

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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875024422

作品紹介・あらすじ

他者の心情を思いやり、他者を助けることに大きな喜びを見いだす生物、ヒト。野生動物にはない、この不思議な特性「貢献心」は、どのようにして生まれ、発達してきたのか。さまざまな分野で活躍する六名が語り合う。

感想・レビュー・書評

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  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】361.4||K【資料ID】91123457

  • 人は何故助け合うのか?

    3・11での日本人の助け合おうとする心意気は全世界で見ても称賛されるものであったとよくテレビやインターネットで書かれていたのは印象的でした。

    しかし、何故日本人はそんなに「人のために」とかお互い様精神であのような振る舞いが出来たのか、そしてそれは日本人だからなのか出来たことなのか、僕の中では気がかりでした。

    この本には、「貢献」「助け合い」をテーマに、いろいろな立場の方々がそれを考えるためのヒントをそれぞれ論じています。

    人は生まれながらにして利他の心を持つ。利他の心があるものだけが生き残った。

    「思い」は見えないけど「思いやり」はデザインできる。つまりロボットにも貢献させることは出来る。

    サービスを設計することで社会に貢献するための学問であるサービス学

    過去の哲学者の研究から見た貢献とは

    とてもさまざまな視点があり、答えが一つ見つかるわけではないですが非常に示唆の含まれる一冊でした。

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著者プロフィール

上田紀行(うえだ・のりゆき) 東京工業大学副学長(文理共創戦略担当)・同リベラルアーツ研究教育院教授。専門は文化人類学。特に宗教、癒し、社会変革に関する比較価値研究。著書に『生きる意味』(岩波新書、2005年)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書、2008年)、『愛する意味』(光文社新書、2019年)など。

「2022年 『自由に生きるための知性とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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