デレク・ベイリー…インプロヴィゼーションの物語

制作 : 木幡和枝 
  • 工作舎
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875024545

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 500ページを超える大著を読んでわかったことは、

    「即興はいまだにゴミにすぎない」by Derek Beiley

    …って、えぇえっ?

    というのはベイリーのキツい冗談だとして、インプロビゼーションは発音されたそばから消えていく音楽というアートの本質を、レコード市場という屍体置場から救い出す試みなのだと思う。

    演奏者がお互いがビシビシに緊張しながら、既成のイディオムの先を目指す試みを、観客が固唾を飲んで見つめる。それこそがインプロビゼーションの本質。限りある命をより濃密に生きるためのひとつの回答なんだろう。

全1件中 1 - 1件を表示

プロフィール

[著者紹介]ベン・ワトソン Ben Watson1956年、ロンドン生まれ。音楽/文化批評家。『ザ・ワイヤー』『ハイ・ファイ・ニューズ』などの音楽専門誌に寄稿。テオドール・アドルノ、フランクフルト学派、状況主義(シチュアシオニスム)の影響下のもと、独自の切り口で批評活動を行なう。フランク・ザッパに関する著作も多く、主な著書に『フランク・ザッパ──プードル・プレイの否定弁証法(Frank Zappa: The Negative Dialectics of Poodle Play)』(Quartet Books, 1995)、『フランク・ザッパ──コンプリート・ガイド・トゥ・ヒズ・ミュージック(Frank Zappa: The Complete Guide to his Music)』(Omnibus Press, 2005)。

ツイートする