構造主義生物学とは何か―多元主義による世界解読の試み

著者 : 池田清彦
  • 海鳴社 (1988年発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875251200

作品紹介

ソシュールの言語論に基づき構造の恣意性を中心概念として人文・社会・自然科学にわたる壮大な演繹体系を構築した記念碑的著作。

構造主義生物学とは何か―多元主義による世界解読の試みの感想・レビュー・書評

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  • 現代思想に多大な影響を与えたソシュールの言語学を下敷きにして、科学を物質と物質の関係性の記述として構築するというラディカルな構想を提案されている。私は、科学者ではないけど全面的に支持したい。

    世界は自分の外側にあるのかどうかはわからないけど、自分に世界が見えているということは確か。そしてその見え方は自分の脳の中の構造による。構造は相矛盾するものも並立可能だけれども、あるものが背反するものを抑圧することもままある。しかもそのような構造は脳内に無数にあり、ほとんどは自分によって見つけられていない。

    今まで見つけていなかった構造を発見したら、私の世界の見方は変わる。人はそのようにして考えを変えていく。だから、せっかく考えるのであれば、自分が報われるように(気の済むように?)考え詰めてそんな構造を見つけられればいいなと思った。

    ただ、独りだと自分が固定した言葉だけがグルグル周りして、なかなか新しい構造を見つけるきっかけが捕まえられない。池田さんも他人の発話から構造の発見が導かれることが多いことを示されていたような…

    福岡市立青年センターで行われている「しゃべり場」のような何ものにも支配されていない時空間におけるおしゃべりは多分有効である。

  • 生命科学の波に呑まれたか

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