南アフリカらしい時間

著者 :
  • 海鳴社
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本棚登録 : 29
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875252665

作品紹介・あらすじ

ケープタウンのレストラン街の下宿から、子連れでマンデラ大統領の鍼治療に通う日々。シングルマザーとなった著者と、この町で生きる人々との間に交わされるやりとり。・・・・・・『手でふれた南アフリカ』から十七年、生活者の視点で南アフリカを描く、待望のエッセイ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 須賀敦子さんの本がそうであったように、思慮深く言葉をえらぶ賢い女性のエッセイは、ときどき人生のまたとない導き手になってくれます。タイトルどおり、異なる時間というか空気が、ふっと流れ出すような文章。異国でシングルマザーとなった著者は、気負いなく、出会う人たちや異文化に素直に驚きながら、彼らの何気ない言葉やしぐさやの中から、自身の尊厳をかけてアパルトヘイト体制と闘ってきた人たちの生きる重みをすくいとってみせる。このひとは、とても感受性にすぐれた、賢い女性なんだなと思います。おそらくこの先の人生で、折に触れて開くことになりそうな本です。

  • まるで自分が南アフリカに住んでいるような気分になれました。日常の風景描写がとても素敵でした。
    著者の方の現地を愛する気持ちが詰まっていて、つかの間、日本の喧騒を忘れられました。

  • 南アフリカでの子育て。親族、近所、知り合い。みんなで引き受け、楽しむ子育て。著者の筆致・ものの見方がさわやか。『手でふれた南アフリカ』も読むべし。

  • これまで南アフリカについては、無知であった。
    そこで暮らす人々の生き生きとした描写が素晴らしい。心に残る一冊。

  • 南アフリカでシングルマザーとなった植田智加子さんのエッセイ。子連れで、ネルソン・マンデラ大統領の鍼灸師となった日常を描いている。日本での価値観では想像できない環境を淡々と彼女のペースで生活している。植田さんの元同僚として、彼女の生き様に納得し、彼女だからできたと思う暮らしを垣間見た。

  • 南アフリカについては、無知でこれまで興味を持ったこともなかったが、ワールドカップ開催地ということもあり、読んでみた。
    南アフリカの人々の強さ、暖かさがとても印象的だった。
    そして、子育てに対するまわりの思いやりの深さには驚かされた。
    この本を読んで元気をもらえた。

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プロフィール

1960年、東京生まれ
津田塾大学国際関係学科卒業
東洋鍼灸学校で学び、鍼灸師となる
南アフリカに滞在
著書
『手でふれた南アフリカ』(径書房)

植田智加子の作品

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