社会科学と弁証法 (こぶし文庫 戦後日本思想の原点 45)

  • こぶし書房 (1970年1月1日発売)
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本 ・本 (382ページ) / ISBN・EAN: 9784875592136

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  • 宇野弘蔵の経済学の原点には、社会科学全般に対する考え方と、弁証法という哲学的方法論がある。
    これらの紹介を兼ねた理論的な著作である。

    宇野弘蔵が、当時の「正当派」の解釈ではなく、独自の展開を見たのは、個人の考えではなく、
    社会科学の原則と哲学的方法論による自然な理解であることを示すものだと思われる。

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著者プロフィール

1897年倉敷に生まれる。東京帝国大学経済学部卒業後,ドイツに留学。帰国後,東北帝国大学助教授。1938年人民戦線事件に連坐。日本貿易研究所,三菱経済研究所勤務を経て,戦後東京大学社会科学研究所教授,法政大学教授を歴任。1977年死去。『宇野弘蔵著作集』(全11巻,岩波書店),『恐慌論』『経済原論』(岩波文庫),『資本論に学ぶ』『社会科学としての経済学』(ちくま学芸文庫)ほか。

「2017年 『資本論五十年 下 〈改装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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