アメリカ哲学―戦後日本思想の原点 (こぶし文庫)

著者 :
  • こぶし書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875592259

作品紹介・あらすじ

戦時中は皇国思想や「近代の超克」論を、そして戦後は「アメリカ民主主義」と「スターリンのご託宣」をそれぞれ「丸のみ」にしてきた「哲学的思索法」を鋭く指弾する「反哲学」の書。

感想・レビュー・書評

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  •  10数年ぶりに再読。改めて,分かりやすい文章が凄すぎる。完全に内容を把握しながらあえて理解されやすい言葉を選んでいるのがよく分かる。カタカナの使い方とか絶妙です。本書自体がひとつのプラグマティズム的試みなんでしょうね。クワインが師匠ってのは引きますがw 
     アメリカ哲学って哲学を最狭義にとらえたとき語義矛盾なんですよね。もう少し緩くアメリカ思想として考えると,ジェイムス以降何か通底するものがあるように思えます。個人的には,ベルクソン,ホワイトヘッドとの繋がりを追って行きたい気持ちですが,しばらくはジェイムスとパースに取り組もうと思います。

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プロフィール

1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

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