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- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875863007
感想・レビュー・書評
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思春期だけど熟してる。
しかも周囲の熱量を吸い取り生きている生々しさ…気持ち悪い筈なのに心地よい。ここに「在る」という言葉が聴こえた気がしたのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しくていやらしくておぞましくて仄暗くて、どこか破られた処女膜のごとくぼっかりと喪失感も伴う不均等な造形。血を流しているのは、ねちょっと糸をひいてる少女であり、さらさら乾いた少女でもあり、それを含め個という印象を残す。
鮮度はない。言うなれば腐りかけの、がしっくりくる。
明日もない。無限とある今日に住まうこととなった地獄をすんなりと受け入れ、壊し、丸める。 -
本を開くと溶けていく自分と世界。
浮遊しているかのような違和感と密かに感じる甘やかさ。
そして、それらはからだの中で渦を巻きわたしの脳を侵していく。
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