はしるってなに (とぴか)

  • 芸術新聞社
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本棚登録 : 34
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875863595

作品紹介・あらすじ

あの日の不条理のあと少年はどのように自分と向き合ったのでしょうか?ぼくという"ひとり"のきみという"ひとり"のおはなし。

感想・レビュー・書評

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  • 2011.3.11 東日本大震災から10年が経ちました。
    最近注目している、詩人であり国語教諭である和合亮一先生。
    題材的にもこの絵本に込められたメッセージをよむ力は中学生以上からのように感じました。
    震災を経てまた未来に向かって走り出す少年の姿はとても逞しく希望的でした。

  • 自分で向き合って乗り越えるしかないのだなと思う。走って走って走って。

  • 「がんばって/はしっている/たったひとりで//はしっていると/だれかが/まえにいるようなきがする」
    「とうさん//ぼく/きょう//ぼくのことを/おいぬいたよ」

  • 悲しいとき、辛いときがあると 何かに すがり付きたくなる…この男の子には お父さんに教えてもらった 「はしり」がある!!

  • 【絵本】はしるってなに 富岡からひとり、青森のおばあちゃんちに来た男の子が、海を見て思うことを詩にのせて描いています。地震・津波・原発事故と子どもたちの思いを語りつぐ大事さを感じます。

  • 和合亮一さんの詩を、なんどか読んだ。
    こないだは、ツイッター上のを読んだ。

    https://twitter.com/wago2828/status/376363992223973378

    爪を切っている「福島は完全にコントロールされている」唖然「福島は完全にコントロールされている」呆然「福島は完全にコントロールされている」全然「福島は完全にコントロールされている」嗚呼 深爪 (9月8日)

    図書館にある和合さんの本を調べて、この絵本を借りてきた。「福島絵本づくりプロジェクト」からできた本。「離ればなれになった子どもたちが、いつかまた手を取り合える日が来ることを願って…」できた本。

    扉に、問いかけがある。

    ふるさとは きみにとって
    どのようなものですか

    その答えをかんがえるとき、胸がえぐられる思いがする。ふるさとは…。

    あのひ

    じしんがきた
    つなみがきた

    げんぱつが
    ばくはつして
    いえに
    いられなくなった


    ばあちゃんちに、青森の浅虫というところにやってきた「ぼく」。ここでがんばるからとみおかにかえしてください、ここでがんばるからとみおかに、と島に祈る「ぼく」。あの島と約束したから、がんばってはしっている「ぼく」。

    はしる
    はしる

    きょう、ぼくのことをおいぬいたよ、と父さんに電話する「ぼく」。がんばって走り続ける、ぼくという ひとりの、きみという ひとりの、お話。

    (9/11了)

  • 東日本大震災で青森の親戚の家にやってきた男の子。
    お父さんはまだ地元で働いているのでなかなか会えない。
    お母さんは早く青森の子供たちと仲良くなりなさいと言う。
    地元の友達の行方も不明だ。
    男の子は早く地元に帰りたいと思う。
    男の子は地元でお父さんと一緒に走っていたときを思い出して、青森の海や山を走る。
    海や山は少しだけ地元の海や山に似ていた。
    お父さんは一緒に走っていても、走っているのは自分一人だと言っていた。
    男の子は走っていると誰かを追い越した。
    振り返ってみるとそれは自分だった。

    詩のような文章。

    自分を追い抜く。

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著者プロフィール

福島市在住。詩人。高校の国語教師。『AFTER』(思潮社)で中原中也賞受賞。『地球頭脳詩篇』(思潮社)で晩翠賞受賞。2011年3月11日、伊達市にある学校で被災。避難所で数日過ごした後、自宅からツイッターで詩を発信し続け大反響を呼ぶ。近著に、『詩の礫』(徳間書店)、『詩の邂逅』(朝日新聞出版)、『詩ノ黙礼』(新潮社)など。ツイッターは今も続けられている。

「2021年 『空のふもと 風の中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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