マルスさんとマダムマルス

  • 原生林
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (37ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875990765

感想・レビュー・書評

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  • 画家サリューが過ごした地図にも載ってないようなさびしい町。涙もろいマルスさんと料理上手のマダムマルス。ささめやゆきさんの「あとがき」がいいんですよー。心の中の町。いつかブログに書こうかな。

  • なんの変哲のない外国の小さな村の雰囲気が伝わってきます。

  • 「カフェ・ド・ラ・ペ」というカフェの階上に、大家のマルスさんおくさんのシモーヌさん、愛犬のスプリンターが暮らしていました。マルスは油絵を描いているサリューに絵は上手くいってるかい」と聞きますが同じような1日しかやってきません。ですが先週結婚式をあげられ、おととしは葬式があり、昨日は子どもさんが産まれたりと町に色々な変化がありました。だけど、マルスさんとシモーヌさんとスプリンターは変わらない生活を送っていたという話でした。私は1回じゃこの話を理解できなかったので何度も読み直しました。「今日は昨日でないし、明日は今日と違う1日」「誰も気がつかないけれどすこしずつ私たちも社会も変わってゆく」という2つの言葉が印象に残っています。日頃私達が「暇だぁー」とか何となく同じ毎日を繰り返してても世の中は変化しているんだなと改めて分かりました。
    (ペンネーム S.Y)

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著者プロフィール

ささめやゆき

1943 東京・蒲田生まれ
1972 パリ・ニューヨークを経てノルマンディ半島にくらす
   一年間ただ絵を描き続ける
1985 ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールにて銀賞
1993 国立劇場の「日本芸術文化振興会ニュース」の表紙絵 2016年までつづく
1995 『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞
   リトアニア・ヴィルニュスで個展
1996 エッセイ集『ほんとうらしくうそらしく』筑摩書房より刊行
   『テントの旅人』モスクワ・銀の糸社より刊行
1998 集英社の文芸誌「すばる」表紙絵 2005年までつづく
1999 第30回講談社出版文化賞挿絵賞
2001 『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で第6回日本絵本賞
2003 サンフランシスコで個展
   新国立劇場での井上ひさしの芝居「夢の泪」「夢の痂」などのポスター絵を依頼され、以後こまつ座のポスターを多く描く
2018 ジョージアに旅行。ピロスマニの絵をみる
2019 リノリウム版画集『But と Or』 BL出版より刊行
2023 仙台文学館「ささめやゆき物語」(7月〜9月)
八ヶ岳小さな絵本美術館「ささめやゆきの絵本」(9月〜11月)

「2023年 『マルスさんとマダムマルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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