米寿を過ぎて長い旅

著者 :
  • カイフウシャ
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本棚登録 : 14
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876160624

作品紹介・あらすじ

「ひとりを楽しむ」「ひとりで生きる」「老いを味わう」ことにこだわり続け、「老後という長い時間をどう生きたらいいのか」という中高年の問いに答え続けてきた著者にとっては、米寿を過ぎても他者への興味は枯れることはない。
海外を訪れた時の驚きと興奮、国内の秘境に降り立った記憶、時事問題から、スポーツ、宗教、芸術、文学、歴史、人物、果ては人のみならず、動物へ植物へと、その思索と想像の翼は休むことなく羽ばたきを続ける。
そして、仏教をベースにした宗教家の顔が随所に現れる。生きるということ、老いるということ、死を迎えるということの意味を自らの生老病死に重ね合わせて、日本人の本質に迫っていく。自らの半生を振り返って自伝風とも言える「―序にかえて―『ひとり』のやぶにらみ」は味わい深く、また山折大原案の「くり童子」の可愛らしいイラストがほのぼのとした雰囲気を醸し出している。

感想・レビュー・書評

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  • なんか水墨画の中の仙人を現代に探すとしたらこんな感じだろうか。女の仙人のばあさんは西王母になっちゃうのかな。

  •  1931年生まれ、山折哲雄 著「米寿を過ぎて長い旅」、2020.6発行。花巻で育ち、仙台で学び、東京、そして京都で31年になる著者の自伝的エッセイというより哲学者の物の見方を編じた感があります。時空を超え、ひとりの八方にらみ、目には花、静かな覚悟の4つの章立てです。60代では、食べ過ぎない、飲み過ぎない、人に会いすぎない を。70~80代は、そのまま、ありのまま と。 医者の3要件は、痛みを止める、患者をほめる、万策尽きれば両の掌でさすること。これは、人と人の間においても同じですね!
     1931年生まれ、今年卒寿の山折哲雄氏「米寿を過ぎて長い旅」、2020.6発行。宗教学者で評論家の著者の言葉、奥深いです。食べ過ぎない、飲み過ぎない、ひとり酒の三位一体とか。いいですね(^-^) 良寛の俳句:裏をみせ表をみせて散る紅葉 味わい深いです。著者の奥様は、毎朝起きると、鉢植えの木や花に水をやるのが日課とか。水やりは清々しく気持ちのよいものですね!

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著者プロフィール

1931年 サンフランシスコ生まれ
1954年 東北大学文学部卒業
1959年 同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
[現職]国際日本文化研究センター所長
『愛欲の精神史』[和辻哲郎文化賞受賞]小学館,2001。『悲しみの精神史』PHP研究所,2002。『悪と往生』中公新書,2000。『現代日本人の宗教意識』岩波書店,1996。『臨死の思想』人文書院,1991。他

「2006年 『老いの相生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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