かながわ定食紀行 (かもめ文庫 かながわ・ふるさとシリーズ 63)

著者 :
  • 神奈川新聞社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876454310

感想・レビュー・書評

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  • 研究先の先生から貸してもらいました。

    神奈川県の定食屋をレポートしたものです。
    地元の人がいかないような街の定食屋がたくさんのっている。

    本当においしいところを厳選したというより、
    行ったところをただレポートしたという感じです。
    食についてするどい分析とかがあるわけではなくて、
    味噌汁の感想も毎回「だしがきいている」
    しかいわないじゃん!って突っ込みたくなる(笑)



    ただ、この本の魅力は
    このなんともいえない文章にあると思う。
    食べ方とか感想をたんたんと語っているのだけれど
    なんていうか、食欲をそそられる。
    不思議な感じです。
    ちょっと昔な感じです。男のロマン?的なものでしょうか。
    年配の方が好みそうな感じ。


    てか、これを読んでいる20代は私以外にいるのでしょうか?笑

  • 「トルコライス」の起源を探るくだりが面白い。

  • 新聞の連載だそうで。
    最初が大船の観音食堂ってところにぐっと来ますね。半地元だし。(^^
    ま、一回ぐらいしか入ったことがないんですけど。
    できれば、藤沢近辺の店の紹介をお願いしたいところなんだけど、どうも掲載を許してくれる店が少ないようなので、しょうがないのかな。
    一人暮らしで、索引を見て近所の店が載っているようなら必読ですね。

  • 食に関して長けた今 柊二さんが2006年に神奈川新聞で隔週日曜日に定期連載されていた記事が文庫化されたものです。
    私が神奈川県民で神奈川県内のあらゆる場所にて食事をしているから多大な贔屓目で見ているだけではありませんで、今 柊二さんの活字の表現力がとても好きなのです。とてもよい店を紹介されています。
    当方も訪れたことのあるお店も多く、「うんうん、そう!そうなの!」と頷くこともあり、私の知らない点もあり発見の多いお店が多く載っており入ってみたいお店が多く増えた書物であります。
    記事にされているのは2006年ということもあり現在の2010年は閉店されているお店も多くありますが、文庫化される2008年に再度お店を確認されて値上げ状況や閉店した事などを章の文末に添えられているのでとても嬉しいです。

    そして、巻末に2章にわたり、神奈川県に由来のある著名な方と対談が載っているのがとても面白いです。こうした神奈川県に在住もしくは訪れる機会のある方にとっては同意する面が多くて最高でした。

    どうやら「おかわり!」という続編も文庫化されているようなので買おうと思います。

    かなりお勧めです!

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著者プロフィール

1967年生まれ。横浜国立大学卒。定食評論家。
庶民の味、市井の食文化に対する飽くなき探求心から国内外各地をめぐり、安くておいしい定食とそれを提供する店の調査・研究をおこなう。
主たる著書に『定食学入門』(ちくま新書)、『定食と文学』『定食と古本』(本の雑誌社)、『ファミリーレストラン「外食」の近現代史』(光文社新書)など。二児の父。

「2015年 『定食ツアー 家族で亜細亜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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