ブリコラージュとしての介護

著者 :
  • 雲母書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876721122

作品紹介・あらすじ

いま、この介護がおもしろい!介護は"社会化"よりも"町内化"、特養ホームの全室個室化反対…。「関係」から介護の在り方を問う三好ワールド。

感想・レビュー・書評

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  • 【分かっている人に聞け…ということ】
    20年ほど前の書籍である。
    著者はブレていないのが良く分かる。
    分かってない人が世の中を動かそうとしていることも良く分かる。
    20年経っても分からない人が分かる人には聞いていないから、大して進歩していない介護の世界ということなんでしょう。

    女性より男性の方が面倒臭いというのは納得!
    名刺や肩書きで老後を過ごせるわけがないことに気づかないのは可哀想ですね。

    でも少数ではあるがもっと面倒臭い人種がいる。
    夫の肩書きや名刺で優越感を感じようとする妻である。
    「私の夫は大手の会社の部長で…」
    「私の夫は警察官だから…」
    こういう人は高齢者だけではなく二十代からいるのだ。
    そんな面倒臭い女性には一言、

    『で?あなたは何ができるの?』

    レビューとは関係ないですね

  • タイトルを見て、”ブリコラージュ”と”介護”が結びつかず、読んでみたくなった本。

    ブリコラージュは単に手作りホビーのことだと思ってましたが、レヴィ・ストロースがもっと深い意味で使っていた言葉だったのね。

    想念と制度にとらわれるな、ということかな。

  • 20世紀後半~現在で唯一とも言える、日本の哲学者ではないでしょうか(いや多分こういう人が私の全く知らない分野で結構いるんだろうけど)。
    春樹と言えば「あぁ三好サンね」という時代は来ないと思うけど・・・。

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著者プロフィール

1950年、広島県生まれ。特別養護老人ホームに生活指導員として勤務後、31歳で理学療法士の資格を取得。35歳で独立し「生活とリハビリ研究所」を設立。近年は、生活リハビリ講座を全国各地で主催する傍ら、年間100回以上の講演活動を行っている。一般社団法人「考える杖」代表理事。

「2023年 『関係障害論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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