看取りケアの作法 (宅老所よりあいの仕事)

著者 :
  • 雲母書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876723041

作品紹介・あらすじ

末期の人の身体が発する無言の訴えに耳をすませば、必要な支援が見えてくる。認知症の人の看取りは悲惨ではない。延命治療によらない自然な死は、厳かで、ユーモアさえあふれている。介護の最前線から発信される、納得の看取り術。

感想・レビュー・書評

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  • 「寿ぎが失われつつある」
    天命を全うする、寿命が尽きることは悲しみだけでなく、寿ぎでもあるが、医療で意思に関係なく生かされることで失われている。それが「低下することを許さない国」日本の現状。「形式知」に捉われ過ぎている。

    「施設に入った日を境に、介護者に付き添われないと社会に参加できない存在とみなされる」
    住む所が変わるのではなく、社会からの扱われ方が変わるのだ。プラン通り介護される存在になるのだ。プラン通りではない「共同決定」できる存在でいて欲しい。

    「介護職は真剣に嘘をつく」
    折り合いのためだ。

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著者プロフィール

宅老所よりあい(福岡県)代表。1964年生まれ。福岡県飯塚市出身。1996年2月から、「第2宅老所よりあい」所長を務める。著書に『ぼけてもいいよ 「第2宅老所よりあい」から』(西日本新聞社)、『おばあちゃんが、ぼけた』(よりみちパン!セ 25)など。

「2016年 『認知症をつくっているのは誰なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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