生命の法: 真実の人生を生き切るには (OR books)

著者 :
  • 幸福の科学出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876885862

感想・レビュー・書評

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  • 生きてたら、辛いこと、死にたくなることもある。けど、それを乗り越えて自分を磨くために、天国から生まれてきたんだ。ってことがよく分かった。
    逃げるのは簡単だけど、
    その逃げようと思ったとき、
    これは私の人生の問題集の1つだと思えることができたら、辛いことで頭いっぱいになって投げ出すんじゃなくて、その問題を受け入れようと思える気がした。
    死んだとき、
    あー辛かったけど、あの時めっちゃ成長できたなーって思えるようにがんばろっと。

  • 第3章 学校教育と悪魔の自由について からがどうも怪しくなってきた。

  • 章別になかなか面白く、また濃い内容の一冊であると思います。

    一章では、現代は価値観が多様な時代で自分なりに一貫した論理、ポリシーを立てることが人生のゴタゴタを避けるために必要と著者は論じます。
    様々なものの見方や価値観があり迷うことがあり「なるほど」と思う観点でスッキリ感はありましたが、本当に「自分にとって大切なもの」というものは「これに決めた」という風にアッサリ決められるものでもなく、深いリフレクションや様々な経験を通じて自分の中に形成されるものであるのではないかと思います。
    二章では若者の自殺、老人の自殺の原因と対策について論じられますが、「失恋や勉強、病気や経営ではこうこう捉えなさい」的な意見で「自殺」を扱うには若干軽いのではないかと思います。今ある自分の命を他人のために使うことは大切な観点だと思いました。
    三章では、学校荒廃の原因に教室から「信仰」が失われたとし、それは学校が塾に役割を奪われたからであると論じられます。そして学校は疑似宗教化して、「悪魔」が入っていると指摘します。教育に関する背景は詳しくありませんが、私も実感として思うことがあり、「宗教的な立場からの善悪の基準を」という考えに共感します。ただし、特定の教団のみを崇める方向へ向かえば、いずれ問題は同じになってくると思うのです。
    四章では宗教的な立場から「魂」の実在が説かれ、魂の教育こそが本質であり、仏神から与えられた生命に人間の尊厳があるとされます。また霊的世界では善悪がはっきり分かれているということで、信仰の重要さが主張されます。
    五章では四章に続いて「生き通しの永遠の生命」という観点から生きる意味が説かれます。「人生は一冊の問題集」で、苦しみの多い人生はあの世から見れば宝の多いものであるとのことですが、この視点は確かに私たちに勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
    最後に魂を一枚の葉っぱと大樹の関係の譬えで捉えていますがこれは面白い視点です。

    魂や死後の世界という問題は私たちにとって避けて通ることの出来ない問題ですが、そういった価値観を受け入れるのではまた人生の意義が違ってくるもんなんだなと感じました。
    ただし、目に見えない世界のことですから手放しで受け入れるのは別の盲目に陥るのと同じというか何か「気持ち悪いもの」を感じるので、向き合う際には常に自分の心、理性による吟味が必要なのではないかと思います。

  • え~…今回は章ごとに抜粋と感想を書いていきたいと思います。
    →の部分からは僕のツッコミです(笑)


    ~第1章 生きてゆく心がけ~
    そこで、まず、みなさんにお勧めしたいことは、「知識や価値観が多様な時代を生きていくには、一定の論理とでも言うべきものを、自分なりに立てようと努力することが大事である」ということです。
    (―中略)したがって、心がけの一つとして、「長い目で見て、世間は間違わない」という考え方を持つことが大切です。
    →時間軸の議論がなされていない。世間が間違う事例はいくらでもあるし(例えば中世ヨーロッパの地動説)、死後に認めてもらうのか、生きている間に認めてもらうのかでは全く違う。

    汗を流し、知慧を絞り、工夫をし、精神的なエネルギーを使い、志を掲げ、熱意を持って生きたならば、必ず努力相応のものが表れてきます。それが、この世において表れないならば、この世を超えた世界において、光や人格の輝きとして、あるいは、天使の羽として表れてくるのです。そういうことがあります。
    →『そういうことがあります。』という事は、著者の言う(想定する?)神は、恣意的で曖昧な基準で救う対象を決めている、と換言できる。

    第1章まとめ
    自分のポリシーを確立する。その際、自己中心的なポリシーはNG。
    何かを手に入れたら何かを失うという、代償の法則を忘れない。

    第1章感想
    確立したポリシーが他人に認めてもらわなくてはなりません。それは、奴隷制時代に生まれた人が『奴隷を解放しろ』というポリシーを持っていたら、きっと肩身の狭い一生になっただろうと思います。つまり、自分主体と思われるポリシーも、時代背景や周囲の関係、マジョリティとマイノリティ、属するコミュニティによって大きく左右されることになります。それはつまり『他者に合わせる』事になり、果たしてそれはポリシーと呼べるのでしょうか?


    ~第2章 自殺を防止するためには~
    原因は幾つかありますが、主要なものを挙げると、一つは失恋です。これは私にも少し意外でした。とても古典的な感じがするので、「いまだにそうなのかな」と、やや驚いたのです。これほど、男女交際が華やかで、性の自由な時代になっているのに、失恋が原因で自殺する人がたくさんいるというのは驚きですが、どうやら、そのようなのです。
    (―中略)「恋は盲目」と言われますが、恋の相手に対する評価には、ほとんど客観性がありません。たまたま男性ホルモンと女性ホルモンのバランスやフェロモンの作用などによって燃え上がり、幻想の世界に引きずり込まれ、妄想にふけるのです。
    →人間にフェロモンは無い(現在ではきちんとした定義は無い)。客観性云々を言う前にきちんと言葉を選んだ方が良い。
    (―中略)しかし、どうか、そこまで思い詰めないでください。あなた自身は、仏でも神でもないのですから、赤い糸を見抜くだけの力はないはずです。自分で思い込んでいるだけなのです。実際には、もっともっと巧妙な仕組みが考えられているので、どうか、あまり自分を追い詰めないでいただきたいと思います。
    →ならばその『巧妙な仕組み』を教えてほしい。きっと世界中の人々が知りたいと思っているはず。
    (―中略)それから、青春期には、家庭環境の問題で自殺する人も多いようです。
    子供時代は辛いかもしれませんが、やがては大人になります。大人になったら、あなたはあなたで別の家庭を築くことは可能なのです。
    自分の家庭が嫌だったら、「親のようにはなるまい」と思って、まったく違う家庭をつくればよいのです。
    したがって、「あと数年ぐらい我慢できませんか」ということです。
    →そう簡単に反面教師の家庭は築けないことは統計的に実証済み(虐待を受けて育った子は、自分が親になっても自分の子に虐待する等)。また、数年の我慢できないから自殺念慮に駆られるのであって、期限をつけられても念慮の払拭は難しいのではないか。
    (―中略)死んだ人々の墓を見て、「自分にまだ生命がある」ということの尊さを感じてください。「残された生命を、どのように使わなければいけないか」ということを考え、その生命の尊さを感じてください。
    自殺したくなったら、闘病している人の姿や死んだ人のお墓を見てください。百パーセント、人は死ぬことになっています。焦らなくても、いずれは必ず死ぬので、「それまでのあいだを、どう生きるか」ということを考えてください。

    第2章まとめ
    自殺の山場は青年期と老壮期の二つがある。
    前者の青年期では、その主要な理由は、失恋、学業不振で、後者の老壮期では、経済的理由、人間関係である。
    青年期の自殺については『もっと経験を積もうよ』と自殺を思い留まらせ、老壮期の自殺については『家族のためと思って保険金目当ての自殺をしても、結局不成仏霊となって家族や親族に取り憑いて障りを起こし、彼らを苦しめてしまう』と言う。
    最後に、『自殺したいと言うぐらいなら、仏法真理を伝道して、導きの光となってください』と説いて結んでいる。

    第2章感想
    そもそもなぜ自殺してはいけないのか、その考察が無く、がっかりです。親や教師からの説法と何ら変わりありません。例えばカントは自殺をしてはならないと述べています。
    自殺する人は主観的世界に覆われているために自殺の道しか見えないのではないでしょうか。彼らを救うには客観性を身に付けるという事ですが、それができないから自殺するのであり、極言すれば、主観に覆われた人に客観的な説法を説いても聞く耳を持つか疑問が残ります。そこまでいかなくても、万人に効果のあるものとは思えません。


    ~第3章 学校教育と悪魔の自由について~
    私の子供時代は、ちょうど高度成長期であったので、学校に対する国民の期待も高く、また、「私立よりも公立のほうが、よい学校である」とされ、公教育に権威のあった時代でした。
    (―中略)公教育そのものは、それほど悪かったとは思いません。
    →著者は懐古主義者か?
    (―中略)いまの教員は、努力・精進しなくても、向上しなくても、また、成果をあげなくても、身分が保障されており、さらに通常の公務員よりも四パーセント高い給料が保障されています。
    そういうことであると、よほど、自分を律して努力するか、よきリーダーに恵まれるかしないかぎり、堕落、腐敗していくのは当然でしょう。
    →それが妥当ならば、公務員全般にそれが言える。しかも、高度成長期に公務員を志望していた人々の大半は、家業(農業)を手伝わなくてはならない長男や成績の悪い人であった(当時は民間の給料の方が良かったため)。滅私奉公の精神は無く、『仕方なく』公務員を選択した人が多かった事実を付け加えておかねばならない。
    (―中略)教師は鏡なのです。その鏡がゆがんでいたら、正しい姿が映るはずはありません。
    →教師全員が聖人だなんて机上の空論であり、多様性の無い世界だと価値観の奴隷になる危険性がある。
    (―中略)また、父兄のなかにも、ゆがんだ心を持つ人が多数いるため、家庭での、悪霊による修羅場の姿が、学校に投影されています。
    →ゆがんだ父兄を生み出した元凶や背景が述べられていない。それ次第では著者の言う『高度成長期の教師は良かった』云々は否定されなければならない。また、そのような父兄は今だけでなく昔からいたと考える方が妥当である。
    そのように、「家庭の悪と教員の悪との両方が学校に投影されている」と言わざるをえないのです。
    これを解決するためには、聖なる力を教育界に投入する必要があります。悪魔を追い払い、一掃するための光を、教育界に投入しなければなりません。
    (―中略)根本的には、宗教的価値観、信仰というものがなくなったために、このようなことになったのです。
    →正しいと思われた天皇崇拝も、敗戦により、天皇崇拝悪と化した。

    第3章まとめ
    高度成長期の学校は権威があり、また教員の質が高く、使命感に満ちていたので、万事うまくいっていた。
    塾が増え始め、子どもはダブルスクールを強いられて疲弊している。また塾の方が勉強の質が良いため、学校の存在意義が徐々に失われる。
    いじめの問題に関連して、著者の調べたところによると、『マーラ・パーピーヤス、ベルゼベフ、ルシファーの三大悪魔、その他の数知れない悪魔たちが集結し、日本の教育界の闇にうごめいていることを発見した』。
    学校教育を浄化するには、
    ①信仰や宗教の教化
    ②学校からの外部チェック体制の構築
    ③善悪の価値判断の形成
    等を訴える。

    第3章感想
    僕は学校で宗教や信仰を教わった事はありません。それでも問題無く生活しています。
    いじめの問題についても、ただ善悪の判断が出来れば解決するなんて事は有り得ません。善悪の判断が出来ればみんな『煙草は体に毒だから吸わない』し、好きな子をいじめるという行動も説明がつきません。もっと本質を掘り下げる必要があります。とにかく反論したくなるような文章が目立ちました。


    ~第4章 魂の教育について~
    第4章まとめ
    道徳教育を超える「魂の教育」とは、
    ①『魂というものが存在していて、魂が人間の本質、本体である』ということの教育
    ②『人間の本質、本体である魂を、どのように訓練し、教育し、善転させていくか』ということの教育である。
    現代の哲学や宗教は魂の存在を理解していないために本質を見失っている。
    魂の教育によって、あるいは魂の本質を知ることで善悪の判断ができるようになる。この善悪の判定は、国が違っても、宗教が違っても、きちんとなされている。
    信仰心に基づいて実践すべき徳目とは、幸福の科学が説いている
    ①愛の原理
    ②知の原理
    ③反省の原理
    ④発展の原理
    の「現代の四正道」を究めることである。


    第5章 生き通しの生命は割愛します。

    総評して…。
    『幸福の科学』と言っているが、全く科学とは言えません。一部良い事を述べた部分もありますが、特に第3章は酷い。第4章では実存主義を唾棄していますが、著者は実存主義の成立背景や本質について生半可な知識しか持っていないようで腹立たしさを覚えました。見識の浅さ、狭さ。『学問の発展のために、学問の自由を尊重しなければ』云々言っているのに、著者自身の見解が偏りすぎていて虫酸が走ります。これでは学問は発展しません。
    第4章と第5章では幸福の科学の真髄…死生観を展開していますが、『へぇ~』と思う程度のものでした。反論の余地はありません。別段心に響くものはありませんでした。
    しかしこの本が1800円とは…信じられない(笑)
    僕の評価はCです。

  • 人間の生命の本質と大切さが説かれている本。多くの人にとって幸福への手引書になる本だと思います。
    なんのためにこの世に生まれてくるのか…そんな疑問を持ったことがある人には、是非一読されることをオススメします。
    「生かされている限りは、まだ使命がある」など、生きていくことに喜びを感じ生きる力が湧いてくる…この本にはそんな真実の言葉があふれています。

  • 【霊的「生命」の真実とは】
    本書は「生命」という切り口で説かれた法です。
    最初のほうには「生きること」と「死ぬこと」について書かれており、最近多い自殺についても述べてあります。正しい人生観を持っていれば、自殺などできないはずである、ということがここを読めばわかります。

    後半は、「生命」の真実について解き明かしてあります。
    私達はなぜ生まれ変わるのでしょうか。

    それは「生きとおしの生命」を何度も生まれ変わって、魂の経験を積むためです。
    この世においては、たくさん苦しいことやつらいことが起こります。
    しかし、あの世からは「こんな困難な問題は力がつくんだろうな」とみています。全て、私達の魂を磨いてくれていると思うことが、一番大きな救いになるのではないでしょうか。

    最後の方には、私達はみな「生命の大樹」とつながっている、という生命の真実について書いてあります。私達は仏の光が分かれてできた存在。世の中にはそりの合わない人も、憎いと思う人もいるでしょう。しかし、その方も、自分も同じ生命の大樹から分かれ出てきた存在であり、皆よりよき魂になるために修業しているのだ、このような視点を持つことは、大いなる「赦し」につながるのではないか、と思います。

  • 生協で友人と食事中、信者さんがやってきてその場にいる全員にプレゼントという、大盤振る舞いをしていった。
    大半は普通の自己啓発書だが、中盤から学校教育には地獄界の帝王ルシファーや、悪魔マーラ・パーピヤスが取り憑いているとか出てくる。

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著者プロフィール

初期の質疑応答シリーズ第5弾となる本書は、職業の悩みや社会問題など、個人と社会が発展・繁栄を実現するための指針が示されている。

「2021年 『エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 発展・繁栄を実現する指針』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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