Happier: 幸福も成功も手にするシ-クレット・メソッド
- 幸福の科学出版 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876885879
作品紹介・あらすじ
「成功して幸福になる秘訣」がついに解き明かされた。もしもあなたが、頑張ってるのに満たされないと感じているなら…いつも「これでいいのか?」と不安や心配になってしまうなら…ビジネス界の殿堂ハーバード大の"年間ベスト"講義が初公開。
感想・レビュー・書評
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(1)「未来の利益」と「現在の利益」のどちらか一方だけでは幸せになることは難しく、2つの利益を同時に追求することが大事。2つの利益は相反することがしばしばあるが、その際には度を越さない程度にいずれかを我慢し、バランスを取る必要がある。
(2)幸せに生きるには、「意義」と「喜び」の両方が必要。この2つが満たされる時、相乗効果が生まれる。自分の行動に意義を見出す時、喜びを発見し、喜びが大きいほど、その活動をより意義のあるものとして捉えることができる。
(3)幸せには、目標設定が重要な役割を果たしており、長期的・短期的な目標を明確に設定することにより、集中力と行動力が強化される。
(4)活動の難易度が自己の能力のちょうどよい(易し過ぎず難し過ぎない)レベルに目標を設定できた時、「フロー」と呼ばれる特定の作業に没頭できる状態が生まれやすい。
(5)現実の社会では「やりたい」ことよりも「やるべきこと」に支配されているが、「やりたいこと」を選択する(「やるべきこと」の中に意義や喜びを見出す)ことによって幸せの基本レベルを上げることができるようになる。
(6)心理的に安全で快適な状況にある時、創造性が最も発揮されやすい。
(7)幸せな状態を向上させるためには、「幸せ診断」が必要だが、「うまくいかなかったこと」に焦点をあてるよりも「うまくいったこと」に焦点をあてることによって、現在・未来のために役立てることができる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポジティブサイコロジーやフローを扱っていたときに買ってそのままにしていた本。シークレットメソッドと謳っているが,結局はものの見方。幸福や成功,人生をどう見るかの問題。何に時間をかけて,力をかけて,手間をかけて,生きていくのか。今,取り組んでいることは自分を心地よくするのか,大切な人を喜ばすのか,社会をよくするのか。生きているのは自分である。その自分は一人では存在できない。人間一人で扱える問題には限界があるのに,あまりに問題を抱えすぎ,もっともっと早く早くと勝手に追い込んでいるかもしれない。結果,できておらず,自分の能力の低さに落胆し,他人の成功をうらやんで,不幸になっていく?
最近,大人達は何を考えて生きているのだろうと思うことがある。「よく生きる」とか考えるのだろうか。こんなこと考えるのは少数で,大多数はその日とちょっと先の未来のことしか考えていないのではと思うことがある。「善く生きる,どう生きる」なんて考えているのは生活に余裕のある暇人の活動なのかもしれない。 -
自分の人生を大きく変えた、これからも変えるであろうバイブル。
これを読んで、ハッとさせられた。
この本のワークをやっていく中で、自分の心の内の声にどんどん気付かされ、生き方の指針を変えていかなければならない、自分にもっと素直になって、幸せにならなければならない、と気付かせてくれた一冊でした。
これからも何回か読み返すと思う。 -
ハーバード大学の講師による肯定心理学の本。どうすれば幸福に生きられるかが書いてある。全般的に著者の主観で書かれており、 「心理学的に証明されている」というような自分の主張は科学的に正しいと言ったニュアンスの表現があちこちに見られるが、データを参照したり実験をしたりといった客観的根拠に基づく記述は全くといってよいほど無い。
心理学者による幸福に生きるにはどうしたら良いのかが書かれた本。記述内容は客観的根拠に乏しいものが多いが、個人的には納得できる内容がそれなりにあった。
著者の分析では幸福を追求していくときのパターンは以下の4つがあるとのこと。
・出世競争型 → 現在の幸福を我慢しながら、種々のリソースを投入し努力を続けることで、将来の幸福に期待する。出世のために現在は我慢して仕事をやると行ったパターン。
・快楽型 → 将来の幸福を考慮せず、現在の幸福のみを追い求める。太っているにも関わらずファストフードやスイーツを食べてしまい、そのときは食べることによる快楽は得られるが、長い目で見たときの健康は害すると言ったパターン。
・悲観型 → 何をやっても幸福は得られないと考え、幸福を追求することを諦めているというパターン。
・至福型 → 現在の幸福と将来の幸福の両方を享受することを考える、言い換えると過程を楽しみながら結果も追い求める。例えば、勉強を楽しんで行いながら自分の能力も高めていくと言ったパターン。
人間は努力をしないと幸福になれないようにできており、その場合、結果だけでなく努力の過程に幸福を見いだせるようになることが大事とのこと。 -
ポジティブ心理学に興味をもって、2年前くらいに買っていたのだが、ちょっと眺めて、ちょっと軽い感じだったので、他の本で読んだ事と同じだろうと思って、そのままほっておいた。
が、なんとなく気になって、手に取って、読んでみたら、ドンピシャで今の自分が必要としていたものだった。
あー、この本は、今、自分が読むために、私の書棚で待っていたのだ!
なんてね。
とてもシンプルで、分かりやすい。
でも、とっても深い本だと思う。
ポジティブ心理学の一番分かりやすい入門書であるとともに、「幸福」に関して、最初に読むのに良い本だと思うな。 -
肯定心理学の入門書。幸せとは何か?答えは人それぞれ心の中にあるからこそ、とことん自分と向き合い、知る必要がある。そして、幸せが究極の通貨である。
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幸せとは何か。ハーバード大学の人気講義の1つが本になったもの。
内容もわかりやすく読みやすい。
何回も読み返したい本。
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幸せは人生の意義であり、目的であり、人間が究極的に目指すものであるーアリストテレス
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洋書をAudibleで読了。内容としては割とわかりやすいもので、一般的と思われるものが多いと感じた。
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新しいことを書かれていないが、類似の作品をあまり読んでない人にとってはいい作品だと思う。