「バガボンド」と宮本武蔵の謎 (人気コミック解体白書)

著者 : 巨椋修

• アートブック本の森 (2001年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pyg1013さんの感想 · 2017年5月28日]

・「バガボンド・武蔵」からひとつの青春を学ぶことができる。それは問題や敵から逃避しないということだ。

・年寄りというものは、ながく生きた分だけ世の中や人間を知っている。だからこそ尊敬もされ一目置かれる。逆に言えば、いくら長く生きても、自己の苦難や人の苦難から目をそむけてきた老人は、ただの邪魔者にすぎないのかもしれない。そうならないように、普段から心がけよう。多くの事柄を経験し、人の苦しみがわかるようになると、その老人の存在価値は高くなっていく。

・兵法者には、戦闘時の心構えというものはない。戦闘時でも平常の時と同じようでなければならない。

・剣の構えというものは、どの構えも人を斬る構え。構えようとは思わず、人を斬るつもりで構えるべきである。