- 本 ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876988204
感想・レビュー・書評
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情報:「七十人訳聖書」からフィロン、ヨセフス、そして三大写本(ヴァチカン・シナイ・アレクサンドリア)くらいの話を分かりやすくまとめている
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宗教とか聖書とか全然知らないし、興味がなかったので内容はあまり理解できなかったけど(ある程度の基礎知識が必要)、著者様の語り口が好きなので一気読みしてしまいました。宗教というよりもう古代史として見れば面白そう。それにしてもユダヤ教…気の毒だわ。(そう言えば日本の古代天皇の記述のいくつかも、他の豪族や地方の伝説を乗っ取って作られているんじゃないか的な話を、何かで読んだことあるなぁと思い出しました。ちょっと似てない?)
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[ 内容 ]
エジプトのアレクサンドリアを舞台に、当時の世界的言語ギリシア語に訳された「七十人訳聖書」成立の経緯と、この聖書が次第にキリスト教徒によって利用されていく過程を明らかにする。
ユダヤ・キリスト教の基本文献の精読と、西洋古典学の多方面にわたる史料の博引旁証によって、著者は大胆な仮説を提示し、緻密に論証する。
われわれが抱くユダヤ教やキリスト教についての常識的理解は、これによって見事に覆される。
[ 目次 ]
第1章 アレクサンドリアの町
第2章 アリステアスの書簡
第3章 誤解を解くために
第4章 こうも違う―ギリシア語訳とヘブル語テクスト
第5章 ギリシア語訳の一応の完成とその利用
第6章 イエスの登場と教会の物書きたち
第7章 ギリシア語訳を乗っ取られ
第8章 古代の重要な写本について
第9章 近代語訳から現代語訳へ
第10章 まとめてみると
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