ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀 (学術選書)

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  • 京都大学学術出版会
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876988709

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ近代文明を概観し、その誕生の様相を全体として跡づけることは、通例の歴史記述では至難であるが、それを可能にした文化資料がある。巨大な覇権国家スペインから独立を勝ち取ったオランダの「黄金世紀=17世紀」がもたらした、ユニークで豊かな絵画作品群である。市民絵画ともいうべき特異な流派が描く風景画・静物画・肖像画・生活風俗画から、来たるべきヨーロッパ近代文明の開放的な諸相が垣間見られる。

感想・レビュー・書評

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  • 内容はいいんだけど、気取った文体で文法的にも怪しく、文意が不明瞭なところが多かった。

  • 235.9||Ka

  •  海岸に堤防を築いて排水路を穿ち、風車を回して海水を汲み出し、水門を設置して高潮を防ぎ、海底土の塩分を除去し、低湿の土地に客土して嵩上げをする。複雑な湾口部は海から陸へと様変わりしていった。世紀単位で進行する新国土の獲得と開発の成果は、すべてが人工物にみえるが、それが長年にわたる不動の前提条件ゆえにそれは自然景観の一部をなしてもいる。

    『容易には他者による模倣や簒奪を許さず、強固に設計された構造体として、固有の価値観にもとづいて他者にたいする真に頑強な説得力をささえる。』8頁

  • 美術史の本でもないし、中途半端な感じだった。

  • ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀
    オランダの「黄金世紀 17世紀」。ユニークな絵画作品群。いわゆる市民絵画を概観する。
    The Netherlands “Golden 17 century” “unique art painting” We can take a brief look at, as we say, “civil painting”.

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プロフィール

1941年生まれ。西洋中世史、西洋文化史。東京大学文学部名誉教授、印刷博物館館長。元文京区教育委員会委員長。文京区史編纂委員会委員長。東京都文京区出身で現在も居住。東京大学文学部西洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、東京大学文学部助教授、同教授、同文学部長を経て退官、国立西洋美術館館長を経て現職。紫綬褒章受章。著者=『ゴシック世界の思想像』(岩波書店 1976)、『ルネサンス周航』(青土社 1979/福武文庫)、『西洋学事始』(日本評論社 1982年/中公文庫)、『歴史のなかのからだ』(ちくまライブラリー 1987/ちくま学芸文庫、岩波現代文庫)、『世界の歴史(16)ルネサンスと地中海』(中央公論社 1996/中公文庫)など多数。

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