ヤンバルの深き森と海より

  • 影書房 (2020年1月27日発売)
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  • 本 ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877144852

作品紹介・あらすじ

辺野古・土砂投入から1年――
〈日本全体の利益のためには沖縄を犠牲にしてかまわない。沖縄を「捨て石」にする構造は、沖縄戦のときも現在も変わっていない。〉(本文より)
歴史修正、沖縄ヘイト、自然破壊……。暴力で沖縄の軍事要塞化を進める日本政府に対し、再び本土の〈捨て石〉にはされまいと抵抗する沖縄のすがたを、辺野古の海でカヌーを漕ぎ〈行動する〉作家が記録する。
〈ゲート前に多くの人が座り込めば、この違法な工事は止まる。日本政府の脅しに負けてはならない。〉
2006年から今日までの14年におよぶ論考・評論を厳選し集成。差別と無関心を続けるヤマトゥンチューに送る。

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄に暮らす 友達から
    こんな 一冊が 出ているよ、
    と 教えてもらった一冊

    読みながら
    彼が暮らしている
    伊是名島の風景を
    思い起こしていました

    日本という国の中で
    暮らしていることを
    今一度
    きちんと考えながら
    暮らすことを
    思いました

    私たちの暮らしは
    ちゃんと つながっている
    いや つながっていなければ
    いけない
    と 改めて 思うのです

  • 2020/8/25購入
    2021/3/7読了

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著者プロフィール

1960年、沖縄県今帰仁村生まれ。琉球大学法文学部卒。
1983年「魚群記」で第11回琉球新報短編小説賞受賞。1986年「平和通りと名付けられた街を歩いて」で第12回新沖縄文学賞受賞。1997年「水滴」で第117回芥川賞受賞。2000年「魂込め(まぶいぐみ)」で第4回木山捷平文学賞、第26回川端康成文学賞受賞。
著書:(小説)『目取真俊短篇小説選集』全3巻〔第1巻『魚群記』、第2巻『赤い椰子の葉』、第3巻『面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)』〕、『眼の奥の森』、『虹の鳥』、『平和通りと名付けられた街を歩いて』(以上、影書房)、『風音』(リトルモア)、『群蝶の木』、『魂込め』(以上、朝日新聞社)、『水滴』(文藝春秋)ほか。
(評論集)『ヤンバルの深き森と海より』(影書房)、『沖縄「戦後」ゼロ年』(日本放送出版協会)、『沖縄/地を読む 時を見る』、『沖縄/草の声・根の意志』(以上、世織書房)ほか。
(共著)『沖縄と国家』(角川新書、辺見庸との共著)ほか。
ブログ「海鳴りの島から」:http://blog.goo.ne.jp/awamori777

「2023年 『魂魄の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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