本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (218ページ) / ISBN・EAN: 9784877144999
作品紹介・あらすじ
フランスの美しい街トゥールに引っ越してきた12歳の韓国人の少年ボンジュ。
引っ越し先の家の古い机には、
「愛するわが祖国、愛するわが家族……生きぬかなければ」
とハングルで書かれた謎の落書きが。
学校では日本人トシと親しくなろうとするが、トシはなかなか心を開かない。
やがてトシは、自分の本当の出自をボンジュに打ち明ける――。
朝鮮半島の分断を背景に、二人の友情と別れを描く感動の物語。
第11回文学トンネ児童文学賞大賞受賞!
カラーの挿絵も魅力的な韓国のロングセラー、待望の翻訳。
〈目 次〉
はじめに
*
1 新たな街〝トゥール〟
2 デュランおじいさん
3 金髪の同級生
4 痕跡
5 水泳の試合
6 歴史の時間
7 アラブ人のお店
8 新たな手がかり
9 日本食レストラン〝ジャポネ〟
10 ゲジゲジまゆ毛と少年たち
11 泣き出しそうな顔
12 夜のプレバンド・ドエ公園
13 友だち
14 トゥールの夏
*
訳者あとがき
みんなの感想まとめ
異国の地での友情とアイデンティティの葛藤を描いた物語が展開します。フランスのトゥールに引っ越してきた韓国人少年ボンジュは、古い机に刻まれた謎のハングルの言葉に導かれ、同級生のトシと出会います。ボンジュ...
感想・レビュー・書評
-
フランスのパリからトゥールに引っ越した韓国籍の少年ボンジュ。彼は韓国人でありながらも韓国の記憶はなく、フランス語と韓国語を話す。
新しいクラスでアジア人らしき少年に出会い、彼は日本人でトシという。
ある日ボンジュの部屋の机に韓国語で『愛する祖国、愛するわが家族』『生きぬかなければ』という意味深な言葉が刻まれているのを発見する。過去に韓国人が住んでいた形跡はなく、一体誰がこの言葉を刻んだのか。
児童書でありながら、海外で暮らす外国人、祖国に対する考え方、複雑な事情などが織り込まれていて、後半に進むにつれ、ただの友達やクラスメイトだけではない重大な秘密が。
とても胸が苦しくなった。子どもがこんなに大きな秘密を抱えて生きていく辛さにも、小学生だけれどそれをおもんばかる相手にも。 -
フランスに越してきた韓国人の少年と北の少年の出会い、そして別れ。同じ民族のはずなのに……。
-
なかなか難しいテーマの物語だった。
韓国人の小学生ボンジュは引っ越し先の家の自分の部屋の机の側面にハングル文字で刻まれた落書きを見つける。
「愛するわが祖国、愛するわが家族」そして「生きぬかなければ」と刻まれていた。
その落書きがボンジュと日本人のクラスメイトトシを繋いでいく。
韓国、北朝鮮、日本の間で翻弄されていくトシ、それを見守るしかないボンジュ、トシにはまだまだ子どもなのに過酷な人生が待ち受けているよで辛くなった。
ボンジュはきっと隣にある過酷な世界を少しだけだが体感したことだろう。
トシの詳しい情報は描かれていないだけに辛い方に想像してしまう。
全ての子ども達が安心して暮らせる世界にしていくことが今の大人の使命だと痛感した。
この本が好きな人におすすめの本
呉華順の作品
本棚登録 :
感想 :

https://x.gd/qGlzr
https://x.gd/qGlzr