手塚漫画のここちよさ: ヅカファン流手塚論

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  • コーエーテクモゲームス
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877193447

感想・レビュー・書評

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  • 著者は「手塚作品を読んで自分がどう感じたか」
    を述べているだけ、とした上で手塚作品を評している。
    ヅカファン流手塚論とあるように、漫画としてというよりも、宝塚の演目として手塚作品に接しているという印象を強く感じた。
    私自身は単なる手塚治虫の漫画のファンなので、著者の感じ方とは異なる部分が多かったけど、同じ女性として共感できることも多くあった。

    普段、自分が親しんでいる作品について、他人と語り合うという機会がないため、ただ好き、気に入っている、というだけで、どういう考えを持っているかを深く掘り下げる機会もなかったけど、この本を読んで、自分なりの手塚作品への感じ方、考えに思いを巡らせることができたのが楽しかった。

  • 副題に「ヅカファン流手塚論」とある通り、ヅカファンの著者による私的解説本。とにかく台詞から格好良さを見極めようとする書きかたと宝塚に対する知識は僕とはあまり相容れませんが、改めて手塚漫画の男らしさを概観できます。手塚漫画全体を捉えるというより、ちょっと「ブラック・ジャック語録」的なものになってしまっているのが残念と言えば残念…。

    第1部 大衆娯楽としての手塚漫画
    第2部 人間ドラマとしての手塚漫画
    第3部 癒しとしての手塚漫画

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著者プロフィール

1963年、神戸市生まれ。いさましいチビの女子供文化評論家、食べテツ評論家。著書に『宝塚、おかわり!』『宝塚を食べる!』『宝塚バカ一代』(いずれも青弓社)、『食べテツの女』(朝日新聞出版)、『ホントの宝塚がわかる本』『宝塚・スターの花園』(ともに廣済堂出版)、『手塚漫画のここちよさ』(光栄)、『若者はなぜ怒らなくなったのか』『声に出して読めないネット掲示板』『なぜフェミニズムは没落したのか』(いずれも中央公論新社)、『バリバリのハト派』(晶文社)、『キャラクターバカ一代』(バジリコ)など多数。

「2012年 『宝塚まるかじり!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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