生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと

  • 興陽館
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本棚登録 : 148
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232320

作品紹介・あらすじ

アドラー本人の原著、最後の名著『Der Sinn des Lebens』邦訳。
人間が生きる意味とはなにか?
自分がとらえる「生きる意味」と、社会が自分に求める「生きる意義」は必ずしも一致しない。この不一致が精神疾患を生むこともある。アドラーは細かく明確な分析を行って両者の関係に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 題名に惹かれて読んだ。
    症例がいっぱい記載された心理学の本でした。
    生きる意味は人類の幸福に貢献することに納得した。
    「貢献しなかった人間は、何も残さず消える、肉体も精神も消え去って地球に飲み込まれる。宇宙の現実と調和できずに絶滅した動物と同じ、残酷な法則がある」ということに少なからず衝撃を受けた。
    印象に残った文章
    ⒈ 生きる意味を問うことは、人間と宇宙の関連に着目した場合にのみ、意味と価値があります。
    ⒉ わたしたちが失敗と呼んでいるものはすべて共同体感覚の不足である
    ⒊ ずっと先の未来、人類が十分な時間を費やしたころには、共同体感覚の力があらゆる外部の障害に打ち勝つと期待してもいいはずです。そのころになれば、人間は呼吸するように自然に共同体感覚を示すでしょう。それまでは時間をかけて共同体感覚を育てなければならないことを理解して伝えていくしかないでしょう。

  • 「生きる意味」という重々しいタイトルの本で、劣等コンプレックス、育てにくい子供たち、性的倒錯者たち等、15の章で構成されております。私は哲学や心理学について学生時代に少し勉強した事がある程度ですので章によっては難しく感じました。

  • アドラー1933年(63才)の著作。
    劣等感によって前進する、共同体感覚の大切さ、ライススタイル、劣等&優等コンプレックスなど、目的論の使用の心理学でお馴染みの用語は、さすがの論文で、器質の劣等、甘やかしなどによる症例の改善を目的とした医療や教育での取り組みだということがよく分かった。
    セルスケアの可能性について意識して読んだが、ピンポイントで響く言葉はなかった
    19-6

  • アドラーの本、嫌いではないけれど。
    やや旧弊の型どおりの精神分析という気がした。章題にある問いかけの答えが必ずしも本文中に明示されておらず、症例はさかんにあるが、求めている答えはそれではない、というはぐらかしが多い。

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著者プロフィール

1870-1937。オーストリア生まれの精神科医、精神分析医、心理学者。劣等コンプレックス、パーソナリティ理論、心理療法を研究し、独自の「個人心理学」を確立した。

「2021年 『人間をかんがえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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