これからを生きるための無敵の―お金の話

著者 :
  • 興陽館
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本棚登録 : 792
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232375

作品紹介・あらすじ

これからぼくたちはお金とどうつきあえばよいのか

2ちゃんねる、ニコニコ動画など…、月5万円極貧生活から年収二億円まで経験した
ひろゆきがおくる、最強のお金哲学の極意! !

「お金ってなんだろう」「お金がないと幸せになれないの」
「お金や経済はこれからどう変わっていくのか」など
お金の正体やお金のしくみ、経済とお金、ネットとお金、通貨
お金はどう稼いでどう使うのが正しいのか、などなど。
お金とのつきあい方がわかります!

感想・レビュー・書評

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  • ひろゆき氏が考えるお金についての話。

    察しの良い人は、前半を読むだけで十分に本書の言いたいことは理解できるだろう。最後まで根本部分は繰り返しだ。

    厳しいグローバル社会の中で日本は、日本国民はどうなってしまうのか。
    最低限、生きるお金があれば満足できる人がいる。欲しいものではなく、必要なものをお金で手に入れ、それ以外は求めない人がいる。多くの場合はトレードオフであり、一方を手にすれば、一方を失うことになる。それが嫌ならば、多くを求めずに生活保護を利用しろ、ということ。
    創造的な仕事によるサービスや作品を賛美する一方で、堅実さを甘んじて受け入れることも肯定している。
    私個人的には、参考にできるが、同意し難い部分も多くあった。

    タイトルから想像する内容ではなかったが、興味深い考えがいくつかあった。こういった本にありがちな、とにかく株式投資などを勧めるようなことは最後まで無かった。あくまで一般的で、夢を描くこととは少し距離を置いた『一般的に堅実』な内容になっていると思う。
    ベーシックインカムという言葉が少し前に聞かれた時期がある。それは、全国民に一定の金額を支給し続ける保証のことである。これには生活保護の問題、年金をどう扱うかなどがある。一定の金額を支給するのだから、その財源はどこなのかということが気になる。これが税金であるのか、年金からなのか。年金であるならば、年金を納めていない者はどう扱われるのか。保証とは一方の都合では成り立たない。保険を掛けているからこその保証である。

    又、一万円の昇給を勝ち取るより、一万円を使わずにいる方が簡単。といった考え方など、おもしろい。ただし、時間軸を無視した考えある為、同意しかねる。
    一万円の昇給が実現すれば、これまで通りの予算でいけば二万円を使わずにいることが出来る。毎月の積み重ねが倍になるということ。大きな差である。

    お金があるとないとではあった方が良い。貯金もないよりはあったほうが良い。
    ではどうやってお金を手に入れるのか。どうやってお金を残すのか。
    『一般的な限界』も自分の中で咀嚼し妥協も必要かもしれない。

    『お金が必要ない生き方』を持つ必要があるのではないか。そうしなければ常に安心感はない。そして必要なのはお金ではなく『考え方』だと締め括られている。

    読了。

  • 本要約チャンネル
    ・なぜ自分はお金が欲しいのか
    本当はお金じゃなくて安心だ
    不安を感じない状態がほしい
    お金がなくても不安を感じない状態にすればよい
    ・不安を感じない方法
    お金がなくても楽しもう
    お金を使わないと幸せが感じられない人になってしまうとお金がいくらあっても足りない
    長時間労働につながる
    お金がなくても楽しめる趣味を見つける
    農業、料理、アマゾン、本、スポーツ、自然界、アプリカラオケ

  •  2ちゃんねるを開設したひろゆき氏のお金に関する本。
     2019年に出されているものだが、今見ても頷けるところが多くある。
     勝手なイメージで大富豪のような生活をしているのだろうと思っていたが、案外ミニマリスト的な考え方であり、お金を儲けるということに不安を解消したいという、特に日本人に、何処か生活に関しての本能的なところを見事に捉えているように思え、そこから支出を削っていくことが簡単で確実という論を発展している。
     それにしても細かい数字まで見ているものの、それを何年や一生涯を通して計算しているところに、頭の良さを感じる。
     ただ個人的には生活保護を利用するというのには抵抗感がある。
     何かを為すために一時的に生活保護を受け取るというのはいあが、実際酷い者になると働けるけど働かないということや、わざと夫婦離婚した体をして、双方とも生活保護を受け取る等、受け取るために働かないという者がいるということを見知っているだけに、そう言った者が増えていく虞があろう。
     中々普段使用しているお金に関して学生時代に知らないまま社会に出る日本人にとっては、こういったあまり経済学的でない本の方が理解しやすいかもしれない。

  • 両親とは深く話してこなかった“お金の話”
    子どもとはたくさんしたいなと感じます。

    ●資産を作る確実な方法
    お金を使わないで貯めること
    運用と頭の時間はお金持ちになってから
    →休日になると何かと出費していました。
    ラーメン・焼肉・定食屋(外食ばかり…)
    その時は楽しいですが、欲は無くならないのでキリがない…
    お金を使わないで楽しめる趣味を見つける
    →神社巡り、公園巡りを楽しもうかな◎

    ●確実に収入をあげる方法
    プログラマー(プログラミングスキル)
    会社を作って、アプリを作って、それが人気になって「会社が買われました」となる道がある
    →仕事をして自分の価値を上げる
    コンビニの店員は誰でもできる
    もし自分が漫画を書くことが好きなら、漫画を書いて投稿を繰り返す方が自分の価値が上がる

    ●YouTubeでチャンネル登録を増やすコツ
    お金を儲けるためには、まずマーケットを見つけて、そのマーケットに合わせたコンテンツを作る
    →トップになる必要はない
    競争相手が多いところではなく、競争相手のいない場所に行くと売れやすい
    →画家で1億円を稼ぐより、漫画家で1億円稼ぐ方が可能性がある(画家より漫画家を目指す)

    ●ベーシックインカムの導入
    ブラック企業で一生懸命働く…
    でも収入0になるのが怖い、不安、辞められない…
    でもベーシックインカムがあれば、生活がなんとかなるから辞めてやろうとなりやすい
    →人生を終わらせるくらいなら、逃げてもいい
    お金の不安から解放される“ベーシックインカム”はすごくいいなと感じます。

    当たり前のようなことですが、真理だなと感じる点が多く学びが多かったです。

  • 半分くらいまで、「この内容で印税入ってくるなんていいなあ」と思っていたのですが、後半は面白かったです。プログラミングの話、フリーランスの始め方。
    ベーシックインカムってすごく何回も言いますね。

  • 小説は読みたくないけど字が読みたいときにはちょうど良いくらいの文字数ですね。

    ガチャに課金しすぎるのはどうなん?って意見には賛成だし、それなりにまぁ納得できるところもあるけど、やっぱ全体的には懐疑的。
    ソースもよくわからんことを「〜だと思う」口調で語られてるのを「へ〜」って適当に聞くくらいでちょうど良い本だと思う。

  • ・優秀な人20%の人が年収1000万、そうでない80%の人が年収100万の時代がもうすぐくる。
    ・高齢社会が来る以上高齢者に有利な政策が通るようになる。最低時給は撤廃され、年金をもらいながら時給100円で働く高齢者と時給100円で働く段ボールに住む若者の世界になるかもしれない。
    ・ベーシックインカムが出来ることにより雇用流動性があがり、日本全体で生産性が上がる。
    ・税金は儲けた人に対する罰金、宝くじはバカに対する罰金である。
    ・バカな人は休日(時間)があると消費して時間を埋めようとする。消費するだけの人は一生幸せになれない。

  • みんなが欲しいのはお金?本当は安心なのでは?
    元からお金をあまり使わなかった著者がお金持ちになって見えてきたこと、社会の仕組みなどが記載。

    *将来日本はベーシックインカムになるのでは?合うのでは?
    *お金で買えるものでは、大して人生変えられない。貯めるには、使わないこと。
    *宝くじは控除率50%。支払われる金額は売り上げの半分。
    *フランスの人は、バカンスをきちんととる。キリスト教の価値観で、基本的には労働は罪を償うための行動
    *お金と時間の余裕は自分が決める主観的なこと。お金のかからない生活を楽しめれば、よい。自分に必要なお金の額を知ろう
    *何をもって自分は幸せを感じるのか?自分を嫌いにならないで生きるには何が必要なのか?そこがわかっているかが、その人が幸せになれるかどうかのポイントだと思います。誰かと比較したら、誰でも不幸になります。

  • 色々な方のお金に対する意見の中で一番考え方が合います。
    幸せかどうかとお金を持っているかどうかは比例しないなどはその通りだと思います。
    多く筆者の主張を読んでいるからか目新しい考え方はありませんでしたが色々と再認識できました。
    ただ、今後はもっと別の主張の方の著書も読んでいかないと自分の意見は醸成されていかないのかなとも思うのでもっともっと本を読んで勉強していきたいです。

  • 『お金の本』というタイトルの本で言うのもなんですが、「お金が必要ない生き方」をうまく手に入れないと安心感は得られないので、必要なのはお金じゃなくて、考え方だったりします。
    という一文があとがきにあるような本書。

    お金の本によく書かれている、
    運用がーとか、資産がーというよりも、
    お金に依存せずに、他の人と比べずに、といった考え方が幸せに結びつくよっていうことが書かれている。

    特に2chを見てたわけでもないけど、
    著者の現実的かつ、正論な物言いはたまに読みたくなる。

    「資産を作る、一番の方法は、お金を使わないこと。」
    「できるだけ、労働時間を、減らすよう、生活設計を」

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著者プロフィール

ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、東京都・赤羽育ち。中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人、Twitterのフォロワー数は230万人を突破。 主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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