本は読んだらすぐアウトプットする! ―「話す」「伝える力」「書く力」がいっきにつく55の読書の技法

著者 :
  • 興陽館
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本棚登録 : 286
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232405

作品紹介・あらすじ

読みっぱなしじゃもったいない。

読書の達人さいとう先生が直伝!
1日10分コスパ最強のトクする「本の読み方」集大成。

□伝える力がつく。

□書く力がつく。

□話す力がつく。

□語彙力がつく

□生きる力がつく・・・

読んだらすぐ実行!

成果を最大限に出力する!

感想・レビュー・書評

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  •  本書は、本を読んだ後にどのようにアウトプットすればよいのか、ということをテーマにして読書技術を指南する本である。著者は「読書というのはこのアウトプットがあってこそ意味のあるものになります。なぜなら読みっぱなしだと、どうしても内容を忘れてしまうからです。仕事にも人生にも何も生かされないまま、記憶のもくずと消えてしまうわけです。」と冒頭で問題意識を述べる。著者によれば、①読書で得た内容を記憶し、②どのように生活の中で生かしていくかを考える為に、読書のアウトプットが重要である。読書は好きだけれど読んだそばから内容が抜けていってしまう、これから読書の記録をはじめてみたいと思うけれどどうしたらいいのだろう、という人にはお勧めである。
     このような読書のアウトプットの重要性やそのノウハウを説く本は珍しくない。では本書の特徴は何か。それは本書が「読みやすさ」というところにこだわっていることである。例えば、見開きごとに主張が一言でまとめられており、パラパラ読みをしただけでも内容が理解できるようになっている。また、フォントの大きさや形式、ページごとの構図も工夫され、活字が読むのを苦手という人にも手軽に読みやすいようになっている。それでいて、著者は発行部数1000万部を超えるベストセラー作家。読書の本質をよく理解していると推察される人物であり、「読みやすさ」を重視した本が陥りがちな「内容の浅さ」は見当たらない。
     具体的な読書技術について私は、“引用で文書を作成する”、に影響を受けた。「私は論文を書くとき、まず、資料を読みながら引用したい文章やデータを先に打ち込むようにしています。なぜなら「最初から自分の考えを書こうとすると、気が重くなってしまう」から。書き始めで大きくつまずいて、なかなか先に進めてなくなるのです。」(86)この戦略はなかなか正しいと思った。著者の言うところは私自身にもよくあてはまることで、自分の意見や文章からではなく、引用から(あるいはデータから)文章を書き始めるという戦略 は今後の物書きの時に試してみようと思った。書評を書く時に、とりあえず、①本の一部分を引用して文章として書いていくこと、②それにコメントをつけていくこと、ということを徹底しようと思う。
     他にも“本を読んだら、数分で人に話すようにする” “読書をSNSなどでLIVE配信する” “2割読みを目指す” などの読書アドバイスから、“人物伝を読んで成功者の頭の中を知る”という著者の読書の楽しみ術まで、「本を読むこと・読んだ本から学ぶこと・アウトプットすること」についての幅広い内容が盛りだくさん。読書をする際に手元に置いておきたい必携の書。

  • 斎藤孝さんの読書本としては「読書する人だけがたどり着ける場所」に続いて2冊目。

    読んだことを最大限身につけるための具体的方法と推薦書が豊富に紹介されている。

    前述の「読書する人だけが〜」と重複する内容もあるためこっちだけ読めば十分かな?という気もする。

    わたし自身、読書は好きだが最大限の効果が得られているか悩みもあったので、こちらに書いてあることを少しずつ実践し、推薦書も読んでいきたい。

    読書本としては永久保存版にしても良い内容。

  • <目次>
    はじめに アウトプットすれば読んだ本はいっきに役立つ!
    第1章  読んだ本は忘れてしまうまえにアウトプットすればいい!
    第2章  読んだ本から「伝える」「話す」「書く」力を引き出す! 
    第3章  本は読めば読むほどあらゆる「スキル」がつく
    第4章  本を読んで心をしなやかに整える

    <内容>
    斎藤さんはあちこちで同じようなことを言っているので、読書に特化したこの本も、内容的には新しさはあまりない。一か所、「引用」をベースに書き出すと書きやすい、を付箋をした。そういう手があるか、という感じ。巻末の紹介本のリストが役立ちそう⁉

  • SNSの活用や文章の書写きしは実践したいと思った。

    紹介本がたくさん載っており何冊か興味を持ったので読んでみたい。

    ●SNSで読みながらコメントを発信する
    ●本の内容を要約し人に話す
    ●いい文章を書き写す

  • 読んでいる本をライブ配信するというのは、面白い考えだと思った。これまで本に線を引きながら読んで、まとめを書くためにもう一度、線を引いたところを飛ばし読みしていくという方法をとっていた。なかなか長文にまとめるのは難しく、アウトプットの頻度はそれほど多くはならない。
    このやり方を実践すると、書いたことは、すぐにアウトプットでき、SNSへの頻繁な更新にも繋がりそうな気がする。試してみる価値はありそうだ。

    ハウツー本から方法論を学び、教養本から精神論を学ぶとある。
    精神論は自らを鍛えたり癒したりとても有意義な感覚があるが、それだけでは結果は伴わない。方法論を飛ばし読みして参考にしながら、やってみよう。

  • ほしい情報なし。


    著者おすすめの本の紹介。

  • 本を20分で読み、すぐにアウトプットする。そうしたいと思う。

  • 斎藤孝氏が色んな書物を読んだ結果をアウトプットしてできたのがこの本かな?というのが感想です。
    自分にはプラスになったので読んで良かったかなと思います。

    1章2章…主にアウトプットに関する技法の話
    3章…本を読むことで色々なスキルが身に付くという話
    4章…本を読むことが心を整えることに繋がるという話

  • 191011 0010『本は読んだらすぐアウトプットする』齋藤孝

     引用カード・新聞記事スピーチ・図解本についてが自分にとっては為になった。
    プレゼン好きだし、アウトプット用にpencil使えるiPad新しいの買ったから新聞と本でやっていこう。
    typeの方が早いけれど、手書きとか説明する方が定着する。

  • 2回目読了。
    おおまかに¶1ではインプット時の留意点、¶2ではアウトプットの心得や方法、¶3,4ではそれぞれの状況にあったオススメの本について紹介されている。

    いままで自分は普段から読書をする習慣がなかったため、読書は一言一句、目を通さなければならないような気持ちでいた。この本ではまずそういった考えが思い込みであることを指摘してくれる。
    読書のアウトプットの大切さについては、樺沢さんの「アウトプット大全」でも似たようなことについて科学的根拠に基づき記されており、アウトプットの重要性について述べた本は他にもいくつもあるが、特にこの本では「具体的な手法」について紹介されている点が参考になった。
    ”本を20分でさばき読みする”
    ”新聞記事を引用して自分の考えを1~2分にまとめて話す”
    ”いいなと思った文章のヒントを書き記した後にシャッフルして、それを再度並び整える”
    などのような具体的な手法は、アウトプットをする上で参考にしたい。

    また、「『相手の文脈に沿う』ことと『相手の考えに屈服する』こととは、似ているようで違います。」という言葉にハッとした。
    普段周りに流されることを酷く嫌う性格なので、他人から注意されても、心から耳を傾けて話を聞くということをしていなかった。背景には小学校の頃からことある度に叱られることが多かったため、毎回相手の話を真に受けているようでは、気が滅入ってしまうと考えていたからだ。したがって、他人からの注意を素直に受け取ることが「相手の考えに屈服する」ことと誤った解釈をしていた。しかし「相手の文脈に沿う」という考え方は、自分の精神的な優越感にも繋がり、非常に参考になる価値観だと考える。


    [3 OUT PUT]
    ①20分さばき読書
    ②新聞記事を引用して、自分の考えを1~2分のスピーチにまとめる。
    ③論理的思考を展開するための練習として、ヒントをシャッフルして順番が分からないようにする。そうして話の展開を忘れたところに、バラバラのヒントを最も論理的展開だと思える順番に並べて文章を書く。

    [内容]
    ¶1:本の読み方・アウトプットの方法
    ・本は読んだら人に伝える
    ・"2割読み"飛ばし読みする
     「最初から最後まで、極力、一言一句の"読み漏らし"なく読み切らなければ、その本を読破したとは言えない」という思い込み。そうではなくて「2割読んで、その本全体で言いたいことの半分以上をつかめたらOK。読破したこととし、つかんだ内容をしっかり記憶に留めよう」。せっかく買った本をろくすっぽ読まず、あるいは本の内容を何一つつかめず、ほぼまっさらな状態で放置するよりも、2割でも呼んだほうがずっとマシだと思いませんか?
    ・順番通りに読まない
    ・1テーマで5冊読む
    ・線を引きながら読む
    ・ライブ配信する
    ・読書メモをつくる
    ・声に出して読む
    ・本で手にした知識を実行する

    ¶2:伝える力・引用力・雑談力
    ◎本をさばいて読む。"20分さばき読書"
     ①目次と「はじめに」に目を通す
     ②本の要点だと目星をつけた個所をざっと読む
     ③とりあえず最後のページまで"つまみ読み"する
    ・数分で人に話す
    ◎新聞記事を引用して、自分の考えを1~2分のスピーチにまとめましょう。
    ・どういう文脈で使えるかを考えながら読書する
    ・作成するべき文章のテーマが決まったら、「可能な限り多くの資料を集めよう」などと思わずに、テーマに関する本を5~10冊集めたら、引用できそうな部分を抜き書き&コメント付けしていきましょう。
    ・言葉が途切れ途切れに連なる活字を読み続けることこそが、「思考の粘り」と「文脈をつかむ力」を養うことに繋がる。
    ・コミュニケーションの浅い・深いを決めるポイントは「教養をバックボーンにした面白い話をできるかどうか」
    ◎「自分の文脈で話す」ことへのこだわりを捨てた瞬間に、相手の文脈を受け入れる姿勢が整い、互いが互いの話をよく聞くようになるわけです。本を読むことはつまり、相手(著者)の文脈に沿うことであり、コミュニケーションにおいて相手の文脈を理解して話すことと同じなのです。
    ◎「相手の文脈に沿う」ことと「相手の考えに屈服する」こととは、似ているようで違います。
    ・人の気持ちを理解するだけの想像力を身につけるには、どうすればよいか。小説や戯曲、評伝など、文学全般の本。人間の複雑な感情の動きが描かれています。「人間って、こういう場面で、こんな風に考えるんだな」「似たようなシチュエーションでも、性格によって取る行動は全く違ってくるんだな」
    ・語彙力をつける
    ・いい文章を書き写す
    ◎まず「すばらしい」と思った記事をいくつか選び、その内容を思い出すための必要最低限のヒントをメモします。次に数日後、それらのヒントを参考にして、記事の再現を試みます。それをもとの記事と照らし合わせるのです。
    ◎論理的思考を展開するための練習として、ヒントをシャッフルして順番が分からないようにする。そうして話の展開を忘れたところに、バラバラのヒントを最も論理的転回だと思える順番に並べて文章を書くのです。

    ¶3:本を読めば読むほどあらゆる「スキル」がつく
    ●「知っている」だけではなく、「実践できている」ことこそが重要
    です。

    ¶4:本を読んで心を強くしなやかに整える

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著者プロフィール

1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部助教授。教職課程で中・高教員を養成。専攻は教育学、身体論。
著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)、『教師=身体という技術』『「ムカツク」構造』(以上、世織書房)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)、『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書)、『スラムダンクを読み返せ ! ! 』(パラダイム)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)などがある。

「2001年 『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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