- Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877248048
感想・レビュー・書評
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前略、草々、追伸
暗夜行、夜の休止符 前後編 の6話収録。
●前略~追伸
全三話で男子高校生×郵便局員。
二人とも穏やかに互いのペースで交際してるのだろうけど、周りが騒がしそうな。八角さんメモリアルのひとコマには大変なロマンが詰まっていた。
●暗夜行
男子高校生×物理教師。
? と思ったときに読み返すと印象多少変わる。あとがき読む前に何度かページの外側考えながら読むといい。ともかくストーキング受け、なるほど。
●夜の休止符 前後編
ピアノと執着心と弟×兄。
こういうちょっと怖い話好きですが、お兄ちゃんがガンジガラメでちくちくする。世の長子はぞっとさせられるとおも……ぞっとした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生×郵便局員 年下攻め
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トヅキハジメ先生がおくる、100%年下攻めコミックス!郵便局に届けられるラブレター。それは局員に対する高校生からの熱い想いだった。青春真っ盛りな一途の気持ちはアダルトな大人まで届くのか!?
(出版社より) -
ラブレター。この電子機器が多様されるなか、あえてのラブレター。素敵です。
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トジツキハジメ先生は、本当に安定感がありますね。好き!今回のお話は全て年下攻めなので、年下攻め好きな方には全力で薦めたい。
表題作「前略」~「追伸」までは、高校生×27歳ノンケ郵便局員のお話。郵便局員がヘタレだし優柔不断だしで、一途な高校生がなんだか不憫。そこらへんのもぞもぞ感を楽しめました。突然双子の兄弟とかも出てきますが、その辺をサラッと流せたら特に問題ないです。最終的には高校生が報われているようなので、よきかな。
「暗夜行」は、高校生×先生。先生が高校生のストーカー。高校生の方は、何かにすがりたい、誰か側にいてほしい、というぐらついた精神のもと、ストーカーしてきた先生を犯して安心感を得ようとします。私が読んだトジツキ作品の中で一番エロ描写が生々しくて過激だったのでびっくりしました。エロもちゃんと描けるんだ・・・!ただ、結局は救いのないお話で、暗め。
「夜の休止符」は狂気系天才無邪気?な弟×劣等感を抱いて、やや距離をおいている兄の近親相姦もの。弟が兄に歪んだ愛情を抱いているのがとてもおいしいです。兄が弟に歩みよろうとしたときには、すでに弟は歪みきっていた。もはや手遅れ。だけど、自分は兄だから甘んじて受け入れようという、これもまた救いのないお話。これが一番好きかも。
ほのぼのからシリアスまでの高低差が激しいので、やや注意。「暗夜行」「夜の休止符」にはエロがあります。 -
トヅキハジメ先生がおくる、100%年下攻めコミックス!郵便局に届けられるラブレター。それは局員に対する高校生からの熱い想いだった。青春真っ盛りな一途の気持ちはアダルトな大人まで届くのか!?
(出版社より) -
ツボには入らなかった。
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好物の兄弟ものも良かったが、表題作がなかなかない設定でほんわりできた。初々しい表題作というか、そんなところが。
が、どちらかといえば暗めなのも多いので、やはり好き嫌いが別れるように思う。
注意すべき点は後書きから読まないこと。
正直後書き読んで「嘘!?」とつい声が出た。あるストーリーの結末はこうなるんだよ的発言が、私の想像していたものと大分違ったから。
うーん、あんまり知りたくなかったかも。
でもその展開を迎えると思って読み直しても、話としては私は好き。
シリアスで暗いけど。
けれどどの話もきっちり世界が一つ一つ出来上がっていて、クオリティが高い。
Hが目当てでもそれなりに読めるシーンはあるし、あとはシリアスに向いているかいないかだけ気にしてもらえば、一読する価値がある本だと思う。