黒豹の騎士 ~美しき提督の誘惑~ (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877249236

感想・レビュー・書評

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  • 故郷を失った科学者牙と、海軍提督のルロイのお話。
    軍艦が言葉をしゃべるあたり、某アニメのように感じましたが、なかなか昔の作品で驚きました。
    そして、私のルロイよりもアーロンのほうが好きで、彼が出てきてから牙とアーロンのお話のほうが好きだったので、この二人の辛みを見てみたいと思ったり、アーロンの言うように3人でもいいのに…とか思っておりました。

  • 提督の女王様っぷりがいい。CDも聞いたんだけれど、文章だと更に萌える!

  • 傭兵牙×提督ルロイ
    海賊と帆船の時代に自動航行船が存在する不思議なSF世界。
    ルロイはかなり変。当然のように牙の部屋へ行くところが。

  •  人工知能を擁する最新鋭の「黒船」を保有する傭兵の来栖牙。
     軍事大国アリストを訪れた牙は、海軍で艦長を務める提督・ルロイから、丁重な歓迎を受ける。
     実は牙は失われた小国アシハラの出身で、その国は技術大国として恐れられたのだが、何らかの事故か内乱か理由不明の爆発で、すべてを失ってしまったのだった。
     そして、その技術の結晶が、「黒船」であった。
     失われしアシハラの技術で作られた「黒船」は各国がこぞってほしがる状況で、今回も「黒船」目当ての歓待であることはわかっていた。
     けれど、気位の高い大貴族出身で、禁欲的な雰囲気をまとうルロイが、突如雰囲気を変え、まるで誘惑ともとれる行動を仕掛けてくる。
     一目見た時から「美しい」と感じていた牙は、罠かもしれないと思いつつも、ルロイの無防備な媚態に魅せられてしまうが……

     という話でした。
     なんというか、出会った直後に、自分の媚態を晒して牙を誘惑してくるルロイはなかなかのものだと思うんですが、ルロイは今までにもこういうことをしたことがあるのか、それともある意味、牙だけが特別だったのか、その点については謎のまま。
     感じてるときの口ぶりからは初めてっぽいんだけどな……初めてだといいな、というのは私の願望ですね。すみません。

     とはいえ、そんな感じで、早急に身体をつなげる二人ですが。
     どっちかというと、恋愛よりも、アクション……というのか、運び屋というお仕事の方がメイン。
     あんまり恋愛でラブラブ……という雰囲気はまったくありません。
     基本的に、ルロイもプライドが高いし、誇り高いので、牙の前で甘えて見せたり……というタイプではまったくないんですが。
     実は嫉妬心はちゃんと持っていて、自分の恋人に手を出そうとした相手に無言で剣を突きつけてしまう辺りがまた、しびれる。

     ちょっとルロイが初めてなのかどうなのかも含めて、チグハグなところもありますが(それはできれば「牙だったから」という理由付けをしてくれれば個人的にはうれしかったのですが)、アクションシーン的なところもしっかり読み応えがあってとても面白かったです。
     それにしても、無理強いされているわけでもないのに、なぜ、最初にルロイが身体を使うことを一番に思いついたのかが、激しく謎ですが。

  • タイトルからしてちょっとどうかなーと思ったものの、外輪船やら帆船やらの設定がかっこよさげなので読んでみた。近世風異世界海軍ものというか海洋冒険ものというかSFというか……。正直なとこ、海軍でこの展開はないわー、みたいなツッコミどころが多いし、登場人物がお互いに惹かれあう経緯が描写不足で唐突だし、SF/FTとして読むと期待はずれ。エロは多めなので、シチュエーションと雰囲気を味わいたいなら良いかも。

  • 実は金獅子の海賊を読み終わった後に読みました。こっちが一巻だったんですね(汗)
    誘い受けは実は苦手なんですが、後半に行くにつれ少しだけ素直になっていく提督が素敵だと思いました^^

  • 回送先:町田市立金森図書館

    観賞用としてはまだ許容範囲だろうか。
    というのも、政治学や社会学などの補助線を引っ張るととたんに面倒なことになるからだ(政治制度はどのあたりのレベルで、社会制度としてはどのように機能しているのかという思考が全く出来ないため)。

    「美しき提督の誘惑」というサブタイトルに誘われると後で痛い目に遭うのでご承知おきを(誘惑などしていない、強いて言うなら延々と続くミソジニーとミサンドリーの応酬といった具合か)。

  • 誘い受けな提督がたまりませんww さらに攻めを口説こうとする更なる攻めがいて、そっちの方にもついつい展開を期待してしまいましたw

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