人間・失格: たとえばぼくが死んだら

著者 : 野島伸司

• 幻冬舎 (1994年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[hpsさんの感想 · 2022年10月20日]

ドラマ観たなあ。そのままテンポ良く活字となっている印象、読みやすかったです。
この作品の真の悪役は大人ですが、中学生、可愛く見えても残酷な生き物でもあるのは真理だろう

[lalunalupo16さんの感想 · 2017年1月27日]

とても楽しく読ませてもらった。
ドラマは以前見ていたので、ノベライズも再放送をみているようで楽しい。

ただ、ドラマを見ずに読み始めると少し説明不足に感じる所もあるかもしれない。

しかし、野島伸司は学校に嫌な思い出でもあるのか？
まともな教師も生徒も一人もいない。あんな学校が現実にあったら怖い。


いや・・・現実もそんなもんか笑

[momozohさんの感想 · 2014年9月7日]

登場人物の 心の闇に 辟易し 腹を立てながら 読了。

読了後も なんだかな…
後味が悪いような
衛の気持ちは、理解できるが 他に方法がなかったのかともやもや感

[yyy333さんの感想 · 2012年4月1日]

学校内のいじめの構造が分かる。いじめられる立場から、確かに逃れられない流れがあるということは理解できるが、この話の場合ちょっと極端な気がした。

[りつさんの感想 · 2010年7月11日]

僕は はっきりと始まりを意識していた
もがけばもがくほど切り裂かれるイバラに抱かれて
白い校舎という箱の中 たった一人の絶望という始まりを

かなり昔に放送していたドラマのノベライズ。
年月は経っているけれど、全く色褪せない作品だと思う。
学校でのイジメが見えざる手によって、安息の地である
家庭にまで伸び、誠を追い詰めていく様子は、残酷で胸が苦しくなる。

[コトハさんの感想 · 2006年4月15日]

家の本棚でたまたま見つけた本。ドラマにもなったみたいですが見てないですねぇ。内容が内容だけに見たいとも思わない。（笑）本の冒頭にあった、『僕の目をあげる、もう君を見なくてすむのなら。僕の耳をあげる、もう君の声を聞かなくてすむのなら。僕の口をあげる、もう誰とも話したくないんだ。僕はとても疲れて、 このまま眠ってしまいたい』っていう文章に惹かれて読み始めました。元々イジメとかそういうものがテーマの話って苦手なんですが、読んでいくごとに徐々に息が詰まっていく感じがしました。なのでもう一度読み返そうとは思えないかな。

著者プロフィール

1963年、新潟県生まれ。88年脚本家デビュー。数々の話題作を手がける。

「2015年 『お兄ちゃん、ガチャ（2）＜完＞』 で使われていた紹介文から引用しています。」