草原の輝き

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 23
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877280420

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  • 難しい。

  • 母親と弟を亡くしたなつき。愛されることを素直に受け入れられない彼女が心の「草原」を見つける物語。帯に「過去のすべての出来事に、YESと言おう」と書かれている、そのままのイメージ。
    (装画:佐々木マキさん、装幀:永原康史さん)

  • 優の教え子である佳奈子がなつきの元をたずねてきた。
    夏休み中通いつめる佳奈子に教えられて
    なつきはここではない世界、草原へとイメージを膨らませる。
    母親が弟と無理心中した過去をもつなつきは
    処世術のため作りあげたもうひとりの自分を肯定しきれずにいた。

    隠したい自分の一面とどう向き合うか、どう受け入れてもらうか。
    結局どんなに逃げても過去はなくならないのだよね。
    佳奈子はその後草原に行かなくなったのかなー

  • 思春期に読むべき本。草原に立つシーンが好きです。

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著者プロフィール

野中 柊(のなか ひいらぎ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』、『銀の糸』、『公園通りのクロエ』、『波止場にて』『猫をおくる』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵)など翻訳も手がける。

「2020年 『紙ひこうき、きみへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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