BLACK OUT

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 87
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877280987

感想・レビュー・書評

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  • 既にドラマ化されている作品ではあるが、失礼ながらドラマは見ていないか記憶に無い。 没入感たっぷりに、デジタルに。はたまたリアルに。 (web小説しか読んだ事ない自分が言うのもなんですが)スパイスの効いたグロテスクな描写。渡辺節ともいえようか。 多少の専門用語が出てくるが、それほど難しくはなくサクサク読み進められる。 時には残酷に、時にはハートフルに。ドキドキしたしハラハラしたし恐怖を感じたし少し悲しくもなった。読んでいて楽しかった。
    今改めて読んだなら、目まぐるしい進化であると感じるでしょうね。今現実にある物事と同等の技術がそこに物語としてあるのだ。現実に似てきている。追いついてきている。凄くないですか? 私が興味深く読んだのは、Futurity4。AIホログラフィー。お気に入り。
    超余談。ドラマの音楽担当の邦明さんて、南海奇星ネオランガ(※BS11ch夕方18時枠に放送されていたアニメのひとつ)の音楽も担当してたんですねー。「BLACK OUT」のサントラは出てるんですけど、主題歌的なのってどれだろうか‥‥

  • 小説
    参考文献

  • 近未来モノのミステリーですね。
    事件一つ一つは短いです。
    1999年のゲームキッズみたいなショートショートって訳じゃなくて、短編ですね。
    その短編が10本入っています。
    最後は夢オチかっ!と思ったら、ちゃんとどんでん返しがありました。
    渡辺浩弐のこういった近未来ものは非常に面白いです。
    ドラマの原作だったようですが、ドラマは知りませんので、それとの関連は置いときます。

  • 実際に未来にありそうな犯罪ばかりだと思いました。
    1996年にこれを考えついたのはすごい。
    記述に多少グロテスクな部分が、、。

  • ドラマ化された渡辺浩弐の小説。

    当時放映中のドラマとの兼ね合いで、
    最終エピソードであるFuturity 11とFuturity 12は未収録。
    その代わりとして、オリジナルエピソード『アナザー・ブラックアウト』を収録。

  • 中学生の頃にハマった深夜ドラマの原作。1999年にはこんな未来があるのだと思ってました。設定年数が過去なだけに嘘くさかったり、今だと笑っちゃうような話もありますが、そこはご愛嬌。ホラーとミステリーにSFのエッセンスが加わってます。私は好きです。

  • 永久保存版。

  •  この本が出たのは1996年。もうすぐ10年を超えようとしているのにここに書かれた化学犯罪等は、その先駆性を失っていない。
     科学はどこへ行くのか?
     人は科学の進化に対応し切れるのか?
     読み終わると同時に、自分の存在に科学がどれだけ介在するかを知り背筋が寒くなる本。

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著者プロフィール

小説家・ライター。1962年、福岡県生まれ。1980年代から、映像・ゲーム業界でライターとしてのキャリアを出発させる。『週刊ファミ通』での連載を経て1994年に刊行された『1999年のゲーム・キッズ』で、本格的に小説家としても活動を開始。以後も、デジタルテクノロジーを題材に未来の姿をシミュレートするSF小説集として〈ゲーム・キッズ〉シリーズを手がけ続けている。本書での取材をもとにした〈ゲーム・キッズ〉シリーズ最新作も2023年内に刊行予定。著書に『2020年のゲーム・キッズ →その先の未来』、『世にも醜いクラスメートの話 渡辺浩弐ホラーストーリーズ』(ともに星海社FICTIONS)など。

「2023年 『7つの明るい未来技術 2030年のゲーム・チェンジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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