アイドル、冴木洋子の生涯

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877282950

感想・レビュー・書評

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  • 抜群の容姿と歌唱力、演技力を兼ね備えた冴木洋子の生涯をドキュメンタリーのような構成で書いた本。
    興味はあるが、あまり知られていない芸能界の裏側を洋子の視点から描く。
    著者は実際芸人をやっていたので、現実感が感じられる。

    洋子は生涯孤独だった。
    容姿、才能、お金・・・すべてにおいて恵まれているはずなのに決して幸せではなかった。
    もし家族でも恋人でも洋子が心を開ける人がいたとしたら、彼女の一生はまったく別なものになっただろう。
    野心と欲望だらけの芸能界は洋子に信頼できる人間関係を作ることも許さなかった。
    この世界は一見華やかに見えるけれど、いろんな思いが交錯する常に競争の場なのだ。

    今日テレビを見て「クイズやって給料もらえるんだからいいよなー」と思った人、頼れる人もいなくて毎日大変でもう散々だと思っている人、この本を読んでみてください。

  • 芸能界に入るってこんなことなのかな
    小さなときから自分はテレビの中の人
    なんだと、現実から逃げてきた洋子

    そんな洋子の27年間の一生です

  • ABブラザーズの消えた片割れが書いた小説。芸能界にいただけあって、リアルだ。女の子はみんなやられてしまうのか。

  • 読んだ日 2006.2 (借:熊本市東部図書館)

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著者プロフィール

1964年2月神奈川県出身。’85年にABブラザーズで「ライオンのいただきます」(フジテレビ)にてタレントデビュー。多数のテレビ・ラジオに出演。’95年に「文學界」新人賞候補になり、同年小説家デビュー。’98年、芸人小説の先がけ『芸人失格』が話題に。著書に『三谷幸喜 創作を語る』(共著)。他に『天国からマグノリアの花を』『路上ども』『マイホーム・ソング―ひばりちゃんとうたうかあちゃん』など小説、エッセイ多数。沖縄在住。作家、ラジオパーソナリティー、文章講座講師を務める。2020年より「ベストタイムズ」(ベストセラーズ)にてコロナ報道やコロナウィルスについての論考記事を配信中

「2022年 『インフォデミック コロナ情報氾濫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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