- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877283582
感想・レビュー・書評
-
お受験のひとおりが分かりました。そもそも国立・私立の小学校数が少ないです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、2009年現在、幼児教室を開いているということで、近著もあるようです。本当は、最新の本から情報を得るべきなのでしょうけど、たまたま、この本はすぐに入手できたので、目を通しました。
で、思ったのは、情報が古い。あと、神田のぞみさんのお受験本を読んだ直後だからそう見えるのかもしれませんが、少し偏見のある見方が多い気がしました。(「お受験は情報戦争である」とか「ブランド志向の一環としてのお受験」とか)
ちなみに、この本でも、私は東京大学出身だが、とか、私は金融機関で働いていて巨額の金融取引に携わっていたが、とか、神田氏同様、お受験業界を一歩引いた目で見ている自分、というのは登場します。(だからこそ、本を書いたり、この業界に進出したり、できるのでしょうけど)
学校をエスタブリッシュ系と非エスタブリッシュ系にわけるというのは、著者特有の分け方かと思いますが、私のほうな初めてお受験を知る読者には貴重な情報でした。
それから、いくらかかる、という話も、忌憚なく書かれています。
また、だまされるな、裏口入学詐欺、というのも、なまじ、お金を用意できる、教育熱心な母親が騙されないために、親切な提言だと思います。
おそらくこの当時は、いまほどいろんな情報が流布していなかったと思いますので、この本も貴重な情報源のひとつであったろうと思います。
この著者の近著の方も、これから読んでみたいと思います。