月の裏側

著者 :
  • 幻冬舎
3.26
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本棚登録 : 566
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283988

感想・レビュー・書評

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  • 高校の図書室でこの本と出会ったのが、恩田陸との出会いでした。

    読んだことのない湿度と得体の知れないまとわりつく感覚を今も思い出す。長靴履いて寝るなんて、、って思うんだけど、そこに自分がいたら履くだろうな、、と。

    今でも突然、何かの拍子に周りの皆が「あれ」じゃないって証拠なんてないな、、と思ったりする。ジワジワと忍びよられる恐怖を知った作品。

  • あまりしっくりこず…。ラストも良くわからず…。
    書店のポップに騙されたな~。なんか最近そう言うの多い…。

  • 九州の水郷都市・箭納倉で三件の失踪事件が相次いだ。
    消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、
    不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ。
    記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?
    事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく…、というお話。
    久しぶりに続きが読みたくてしかたなくなった恩田さん作品。
    ロミオ以来にはまった感じでしょうか。
    相変わらず謎ときの答えはなくて
    その不思議な出来事をただ淡々と書いてあるだけだったけど
    それがいい。
    ムリに陳腐な結論を出してないところがすんなり読み終えれるというか。
    ただし、やっぱりその不思議な現象の原因は知りたかったけどね。

  • ベストSF2000年3位

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    【要約】


    【ノート】

  • 九州に位置する水郷の町・箭納倉に塚崎多聞は恩師三隅協一郎に招かれてやってきた。掘割に面した家でたて続けに起きた失踪事件。しかし被害者はいずれも行方不明中の記憶をなくして戻ってきている。協一郎の妹藍子、友人の記者高安を加え事件を追うことになるが……。彼らが見たものは昔から掘割にいる「あいつ」だった……。

    装幀 / 鈴木成一デザイン室
    装画 / 藤田 新策
    初出 / 『ポンツーン』1998年10月号(創刊号)~1999年10月号連載分に加筆修正

  • 九州の水郷都市で起こる奇妙な失踪事件。
    失踪した人は何日かして戻ってくるが、その間の記憶はない。

    読み始めて、ミステリーは苦手なんだけど・・・と思ったのに、これはホラー?!怖い、怖いで一気に読んでしまった。
    怖かった!で読み終わればいいけれど、結局、怖さの正体も目的もよく分からず、それが起こる理由は?とか、いつから存在したもの?河童の話ってもしかして?とか、「その後」の自分は何者で、自分の心は?とか考え始めたら、後からじわじわと怖さが増す感覚がある。

    マスコミが大騒ぎのシーンが何かの映像に重なると思ったら、映画の「黄泉返り」だ!と思い出してスッキリした。

  • 他の方が書いているのであらすじは省略。
    初期の恩田作品ということで、一生懸命書いているのはわかるんだけど、SFとしてまったく辻褄が合ってない。
    全員が消えて外部と通信も行き来も断たれた箭納倉は、その間外部からはどう見えていたの? バリアーでもあって入れなかった? そうだとしたら検査どころの話じゃないと思うけど。
    「月の裏側」というタイトルは?
    河童は単なる象徴?
    ……などなど、疑問点がいっぱいで、そのあまりの解決されなさに、先を読むのがしんどくなってしまう。
    で、辻褄の合わなさに「もうや~めた」とすべてを放棄してしまったようなラスト。
    は? 解決してから終わってよ。
    それが「恩田ワールド」、どこが悪い! と開き直るのは説明責任を果たしていなさすぎる。読者は必死に読んでいるんだからさ。。。
    無力感だけが残った。
    まあ、不気味な感じや人物設定はよかったので、☆はふたつ。あとはがっかり。恩田作品は選ばないと大変な目に遭うなぁ。

  •  奇妙な失踪事件が三件続くが、失踪した三人はひょっこり帰ってきて、何事もなかったかのように振舞う。ただ失踪していた間の記憶は無い。この謎に興味を持ち、解明するために集まった4人だが・・・という内容。
     本の帯に『恐怖と面白さのデッドヒート』とあり、まさにその一言に尽きます。
     背筋がゾクッとする場面もいくつかありました。
     が、何となく「栗本薫」さんの「魔界水滸伝」が思い出されたのと、ラストシーンがあまり好みではなかった。13章で終わったら評価UPでした。でもこの作品は面白いですよ。

  • じんわり怖い~。
    町の皆が何かに取り込まれる話。

  • 九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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