マリカのソファー/バリ夢日記世界の旅1 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1336
感想 : 128
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284534

作品紹介・あらすじ

主婦のジュンコは、眠る大切なマリカを見つめて機中にいた。多重人格のマリカの願いはバリ島へ行くこと。新たな祈りと魂の輝きにみちた小説に、著者が訪れたバリで発見した神秘を綴る傑作紀行を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 多重人格になってしまったマリカと向き合うジュンコ先生。
    重い内容だと思うんだけど、ジュンコ先生とマリカがそれぞれ淡々と語る感じで、絶望的と思える未来さえ少しは明るい事もあるよと期待できるように終わる感じが良かった。

  • よしもとばななのベスト。
    何回よんだかわからないくらい、何度も読んだ。
    で、そのたびに気持が洗われます。

    世間的な評価はいまいちなのかもしれないが
    (なんでブクログNoImageになってんだよ!!)
    私の中ではベストなのです。

    好きなのはオレンジ。
    マリカを守るためだけにいきた、まっすぐで、強くて、賢くて、きれいな、オレンジ。
    マリカもジュンコ先生も同じこと言っていたけど、「普通の人間」ではありえない関係。だからこそ、惹かれるのかな。
    オレンジは、マリカが作り出したものではなくて、やっぱり、存在して、悩んで生きた、「人」だと思いたい。

    おれは、なんかわかる気がするんです。
    つらい経験をしたマリカが、いろんな人に中から支えられるようにしてじゃないと生きていけなかった。
    オレンジだけじゃなくて、ペイン・ハッピイ・ミツヨに囲まれてつらい世界と向き合ってもらわないと生きていけなかった。
    自分の中の感覚と照らし合わせると、マリカの周りにいる人たちみんなが、マリカなんだな。
    あんまりうまく言えないけど。
    っていうか全部は言わないけど。

    ということで、ブクログで3位まで登録する欄があって、「マリカのソファー」はその2位に登録します。
    絶対おすすめ。

  • 「マリカのソファー」多重人格の女の子の話。

    「バリ夢日記」いいことばかりのガイドブックと違って辛辣なことも書かれていて、旅行前後に読むと楽しめると思います。

    でもこの二つが一冊に入っているのってなんか変な感じがします。どういう意図があるのかなぁ?

  • いつ読んでも絶対泣いてしまう。 心が洗われるとはありきたりな表現だと思ってたけど、こういうことを言うんだなと思った。

  • 吉本ばななという人は本当に澄んだきれいな魂の持ち主なんじゃないかと思える
    この人の作品は死を題材にしていてもなぜか暗くも重くもない小説が多いからなんとなくとても澄んだパワーを持った人な気がしていたけど
    これを読み始めて、この小説風に言うと

    “魂”

    魂が澄んでいてきれいなんだろうな、と思いました。
    2010.12.1

  • バリへ旅行しようと思って買った本。
    コロナ禍でバリ行きがなくなって忘れ去ってた。
    なんとなくで読み進めてたけど、行ったことないバリの雰囲気を感じれるような気がして、するすると読めた。
    じゅんこ先生とマリカの愛情を持った関係に泣きそうになって、なんで泣いてるんやろうと思ったりした。

  • .

  • 2020.4.23

  • 親からの虐待により、多重人格になってしまったマリカと、10歳年上のジュンコ先生の話。
    バリでの出来事がリアルだなと思ったら、ばななさんが実際に体験されてることが小説に反映されてた。
    後半はばななさんがバリに行った時のエッセイ。
    バリ独特の雰囲気(お寺の神聖さ、湿った暑さ、広がる青空、大自然、ホテルの快適さ、人のしつこさ、優しさ)がよく描かれていて、バリに行ったことある人は懐かしく、行ったことがない人は行きたくなるような文体。

  • 体調悪くて、海辺のホテルに引きこもって、
    この本を読みました。ひと昔前のバリと、
    不思議で純粋な世界観とに癒されました。

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著者プロフィール

作家。1964年、東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。87年、小説「キッチン」(第6回海燕新人文学賞)でデビュー。おもな著作に『ムーンライト・シャドウ』(泉鏡花文学賞)『うたかた/サンクチュアリ』(第39回芸術選奨文部大臣新人賞)、『TUGUMI』(第2回山本周五郎賞)、『アムリタ』(第5回紫式部文学賞)、『不倫と南米』(第10回ドゥマゴ文学賞)『ハゴロモ』『どんぐり姉妹』『鳥たち』『サーカスナイト』『ふなふな船橋』『イヤシノウタ』『下北沢について』など。諸作品は海外30か国以上で翻訳され、イタリアのスカンノ賞やカプリ賞を受賞するなど、海外でも高い評価と多くの読者を獲得している。

「2022年 『人生の旅をゆく 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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