破滅―梅川昭美の三十年 (幻冬舎アウトロー文庫)

  • 幻冬舎
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284848

感想・レビュー・書評

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  • 確かこの事件は小学生のときだったか。
    興奮して事件を報じるテレビを見ていたのを覚えている。

    犯人 梅川に焦点をあてた本。
    彼の人間性に興味を持ちながら、一気に読了。

    新聞の連載を基にしているというが、この頃の新聞って面白かったんじゃなあ〜。

  • あらましは知っていた事件。
    事件に至る梅川自身の生い立ちは目新しかったが、事件当日の記述はWikipedia以下のものでしかなかった。
    ノンフィクション作品としても読んでいて作品として古い感じがした。

  • 私が初めて見た生中継の事件だと思う。
    同じ広島県、同じ学校出身、育った地区も工場も仕事でよく行っていたので、身近に感じる。
    生真面目さ故に、逃げられず起きた事件のように感じた。

  • 09.11読了。

  • 1979年(昭和54)1月26日に起きた三菱銀行籠城事件を扱ったルポルタージュ。

    梅川昭美という1人の男がなぜこのような凶悪事件を引き起こしたのか。
    彼の人生を生い立ちから丹念に追うことで、それを解こうとする。

    確かに、読み進めると梅川がこの事件を起こしたのは必然の帰結と思えてくる。
    だけど、なぜ「必然」となったかが問題のような気がする。

    その「必然」を生んだ要因は?
    梅川が生まれついての異常者だったのか。もしくは時代か。環境か。それともそんなものはそもそも存在しないのか。
    何が“悪い”のかわからない。
    わからないだけに怖さがある。

    内容は重いものだけど、ルポルタージュの面白さを堪能できる1冊。
    ノンフィクション好きは是非!
    人間が破滅へと向かう様を描いた物語としても、おもしろい。

  • 4877284842 245p 1997・6・25 初版

  • 彼の犯行がわかりやすい異常性でなく、誰の心にもある普遍的なものに起因する、という解釈が心に残った。個人的には、日本の田舎(ムラ社会って言ったほうがいいのだろうか)の排他性なんかも関係している気がするが、もう少しいろいろ調べてみたいとも思った。ルポタージュとして非常によかったと思う。

  • 「TATOO<刺青>あり」に若いころの北野誠がでてました。電気屋の店員で、植木等とからんでました。

  • 昭和54年、三菱銀行猟銃強盗人質事件。生まれる前の事件だけど、当時の時代の雰囲気や事件の緊迫度が伝わってきた。犯人である梅川の経歴を、母親や近所の人に対する態度や、仕事の様子など、とても細かく記述しているため、梅川が本当に存在した1人なんだと実感できた。しかも、資料に広島少年鑑別所の鑑別結果通知書まであある。宮崎学氏の解説も面白かった。「私は常に犯罪者側に立った物の見方をしてしまう悪いクセがあって、所謂評論家にはなれないようだ」と言って、手形決済に追われていた当時の宮崎氏なら「家の若い衆にこういう事件をやらせてみようかと考えた」なんて書いててびっくり。

  • 09.11

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