さらば、わが青春の少年ジャンプ (幻冬舎文庫 に 1-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 104
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285258

作品紹介・あらすじ

最高発行部数六百五十三万部。『少年ジャンプ』神話はいかにつくられ、崩れていったか。一九六八年、先行誌に九年遅れて十万五千部で創刊。誕生の経緯、苦肉の新人起用、漫画家との熱中時代、部数を伸ばし続けた快進撃と栄光の日々そして失速。三十年の歴史と人間模様を最も「ジャンプ」を愛した元編集長が描いた第一級の同時代ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 20140901

  • 後半はちょっと退屈してしまいましたが…
    第四章までは、ジャンプの編集部が赤裸々に描かれていて本当に面白かったです!
    先日国会図書館でジャンプの創刊号から何号か読んでいたので、『ハレンチ学園』『男一匹ガキ大将』『デロリンマン』などなど、あらためて全部読み通してみたいマンガに出会いまくりました(・∀・)!
    おそらく、昔のジャンプを知っている方やジャンプフリークの方じゃないと、結構ついてけない部分があると思います。
    『Dr.スランプ』や『北斗の拳』が出てくるのは終盤。
    『バクマン。』でジャンプの内情をちょっと知ってる人ならすんなり読めるかも♪

  • 週刊少年ジャンプ第三代編集長による、ジャンプ誕生の経緯から97年にマガジンにトップを奪われるまでの歴史について書かれたノンフィクション。ジャンプ好きなら必読だろう。
    まぁ本当に嫌なことは端折ってるだろうから、読み物として相当面白く仕上がっている。特に8章の終わり方と、文庫化の際に加筆された9章が、悲しげな感じがして印象的だった。


    500円。

  • 〜最高発行部数六百五十三万部。『少年ジャンプ』神話はいかにつくられ、崩れていったか。一九六八年、先行誌に九年遅れて十万五千部で創刊。誕生の経緯、苦肉の新人起用、漫画家との熱中時代、部数を伸ばし続けた快進撃と栄光の日々そして失速。三十年の歴史と人間模様を最も「ジャンプ」を愛した元編集長が描くノンフィクション〜
    作中の内容は、自分の世代以前の内容が中心ですが、600万部突破当時、僕は小学生から中学生。ジャンプで育ったと言っても過言ではありません。お小遣いと相談すると、とても毎週買って読む事は出来ませんでしたが、当時、ゲームのカセットや漫画を沢山持っている友人が、ナゼか近所に必ず居た物で、ジャンプも毎週、そこで見させて貰っていた事を思い出しました。友情・努力・勝利。この単純にして夢のあるテーマから受けた影響は、僕にとって消して少なくは無い様に思います。漫画はフィクションですが、作り手側は、もちろんノンフィクションです。出版・編集と言う仕事に命を削って走り続けた男達の半生…青春の日々がここにつづられています。いまや日本の文化として定着しつつある漫画。その漫画という文化の地位を築くまでの道程において、ジャンプの功績は計り知れない物があるのではないでしょうか。この本が出版されてから10年、今も彼らは戦い続けています。出版業界や漫画家として将来を目指している人達。漫画に興味を持てない人達も一度読んで見てはいかがでしょうか。でも、昔の漫画家って凄い。今の漫画家が一つの漫画を書いてる間に3つぐらい書いていたんだもの…。時代かなぁ。高度経済成長期からバブル…。その時は振り返る暇もなかったのでしょうけど、少し羨ましく思いました。

  • この本を文庫化しちゃうなんて
    さすが幻冬社!!

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著者プロフィール

1947年高知生まれ。絵本の仕事に『絵で見る日本の歴史』で絵本にっぽん大賞、『絵で読む広島の原爆』で産経児童出版文化賞、『やこうれっしゃ』『おふろやさん』『チータカ・スーイ』(いずれも福音館書店)、『にちよういち』で児童福祉文化賞、『がたごと がたごと』で日本絵本賞、『はらっぱ』『ピチクルピチクル』『おばけでんしゃ』(いずれも童心社)、『おでんざむらい』(くもん出版)、『雪むかえの村』(アリス館)、など多数。

「2007年 『絵本もうひとつの日本の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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