草原の輝き (幻冬舎文庫 の 4-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285685

感想・レビュー・書評

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  • 忘れられない一冊。
    世間の評判はあまりよくないようですけどね。
    でも少なくとも19歳の僕は、この小説によって確かに浄化され救われました。
    現在の野中さんの成熟した文体では、逆にこの小説はこれほど軽やかで清冽で瑞々しい仕上がりにはならなかったのではないでしょうか。

  • 「死んでも、生きる。私たちが一生懸命生きているかぎり、愛したものは生き続ける。」本の標題である「草原の輝き」は右の主旨を歌うキーツの詩の一節から選び取られた。
    解説

  • nnn.最初は戸惑いました。でも、こういう夢うつつな感じが、逆に、真実味というか、より親近感を話に与えていて、自分のことのように、自分の場合に置き換えて読んでいました。最後には、爽快感だけではない、なんとも言えない感覚があります。

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著者プロフィール

野中 柊(のなか ひいらぎ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』、『銀の糸』、『公園通りのクロエ』、『波止場にて』『猫をおくる』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵)など翻訳も手がける。

「2020年 『紙ひこうき、きみへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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