- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877286279
感想・レビュー・書評
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いい大人が、意地を張ったり、自分の気持ちに気付かなかったり、一体どれだけの人を傷つけたら気がすむんだか( ̄ー ̄ )
中学生の自分勝手な恋愛じゃないんだから(^_^;)
ってな展開の話なのだが、流石は野沢先生。
結構読ませる!
あーつまんないなーと思いながら読んでいたのに、知らず知らず1日で読み終わってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく良かった!
すごく遠回りで、なかなか先に進まず、韓国ドラマみたいと思いながら読んでいたけれど、いつの間にかわたしも本の中に登場している第二のはるの妹のような気分になって、最後は涙ありで読めた。
最後の理一郎のセリフに感動。そのページを写真をとってしまった。
これの前に読んだ作品がヘビーすぎて、ヘルペス二個も出来てしまったので、たまにはこんな幸せな話もいいな。 -
主人公となる男女は、元夫婦。
2年前に、1年ほどの結婚生活を共にし離婚、
しかし今も何かとよく会っている"ちょっと不思議な"二人の関係。
「あなたが○○してくれないと私が××…」といったような
未練というか余力というか、そんな気持ちがお互いに残ったままの会話は
正に『別れても好きな人』(⇒作品中に幾度となく出てくるデュエット曲)そのもの。
そんな二人が話の弾みでお互いの再婚相手を探し出すことになり、
二人と、二人の周りは不思議な展開になって……。
会えば憎まれ口を叩き合い、互いの腹を探りあい、、、と
意地っ張りな二人の関係性や展開に
初めは「ちょっと、もう!!」とヤキモキするものの(笑)
話が進むにつれて段々とストーリーに引き込まれてしまいます。
互いに抱えた各々の気持ちと向き合ったり、
互いに相手と向き合っていく姿は、
恋愛以外でも、ひとと付き合っていく上で大切なことなのかもしれないな、なんて思いました。
また、素直じゃない二人が繰り広げる展開は
かなり周りの人たちを振り回した展開となっているので
何だか周りの人たちに同情してしまったり。。。(>_<)
ストーリーに嵌ってしまう一方で、
理解のある人たちに恵まれてるなぁ、と客観視する私も居ました。笑
色々な事情や事実が明らかになっていく後半、
どんな結末になるのやら、どんな結末を私が望んでいるのやら、
とにかく先が気になって止められなかったです。
ちょっとじれったくて、それでいてほろっとする作品。
※因みに、この作品を原作として韓国ではドラマ化したそうです。 -
子どもの死によって、一年ちょっとの結婚生活を終えた二人、衛藤はると早瀬理一郎。離婚後も何かと理由をつけては、しょっちゅう会っている二人。
そんな二人が、ひょんなことからお互いの結婚相手を探すこととなり、今まで以上に相手の幸せを考え、思いやっていくことになる。
最後の最後、はるは知らされていなかった秘密を知ることに。
野沢尚の小説で、こんなにもコミカルな感じでお話が進んでいくなんて、ちょっと意外だった。ですが、すごく読みやすくて(上)・(下)とも一気に読んだ。
登場人物も一人一人がかなり個性的で、面白かった。
個人的には、はるのお父さんが好きです。長崎で牧師をしていて、ラジオにも出演して電話の向こうの悩める子羊さんの相談を聴く。
「今日はA子さんで・・・」「では、今日はB子さんで・・・」の電話のやり取りが面白かった。
理一郎という人は、「ノルウェイ・・・」のワタナベ君に似ている。。。
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僕と同い年の34歳のバツイチ男性を中心とした恋愛物語。不器用な恋愛の程よいじれったい感と心の機微の描写がとてもよい。ラストはホロホロきます。野沢尚さんは、計算され尽くしためちゃくちゃ面白いミステリーを書く、才気走った人というイメージがあったが、こんなジャンルもいけるんですね。ますます、突出した代表作なく他界されたことを残念に思います。なんだか煮え切らないぜっという人にオススメ。
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どこのドラマの脚本だろうか、など途中から考えてしまった。
紆余曲折し過ぎな気もするが、綺麗に終わったのではないかと思う。 -
泣けた
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うん、良かった♪
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そんなに軽く書く内容ではないし、男女別の、言葉使いも最後まで慣れなかった。