佐竹君からの手紙 (幻冬舎文庫 ひ 2-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286309

作品紹介・あらすじ

たけし軍団の佐竹チョイナチョイナは、殿の命令で伊豆大島の自動車教習所合宿に参加した。昼は教官に気に入られようと涙ぐましい努力をし、夜は一風変わった仲間の間抜けぶりを、眠い目をこすりつつ殿に手紙でご報告。そんな忠誠心を後目に、殿からの返事は梨の礫。募る東京への思いはいつしかいじめられた辛い想い出に…。手紙で綴った爆笑長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • ハラハラと笑わされちゃう。さすが。

  • いちいち時事ネタの例えが懐かしい(^O^) パターンが決まってるんで飽きることもあるんですが、また読みだすとやはり面白い。声出して笑える小説てのはなかなかないですね。軍団の話も面白いですし。ただ笑えるだけでなく、最後の手紙はちょいとしみじみとなります。落伍者の反旗というのは今や現実的な社会問題となっていますからね。秋葉原殺傷事件を思わせますし、ここにきてリアリティが出てくる。バカのバカ話は、恨み節でもあるわけです。

  • 「愚公、山を移す」(意味)努めて怠らなければ大事は必ず成就する。

  • たけしの小説は結構いける

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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