ゴーマニズム宣言〈2〉 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287115

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  • 【義の再定義】
     第2巻にしていよいよそのよしのり思想が発露してきた。小林はまず、漫画家である。だから資料を引っ張り出し、体系のうえでものを語らない。その後のいわゆるネット右翼、右派言説の氾濫など、文脈からの断絶から生じる諸問題の萌芽も読み取れるが、しかしこの熱量は圧巻。それは小林自身が相当の教養の上で(体系の水面上で)「道化」をやっているからだろう。
     そして冷戦体制崩壊後の数年間の言論状況がよくわかる構成になっているが、左派の衰弱と保守乱立という情況が今とさほど変わっていないことが虚しい。
     本巻にも第1巻でメインだった「性」をめぐるビビットな下ネタの氾濫は健在。自分は残念ながらこのオゲレツさに乗れないようだ。

  • 「ゴーマニズム宣言」といえば、オウム真理教との戦いや薬害HIV訴訟への関わりなどの印象が強いのですが、金丸信の汚職事件やテレビのドキュメンタリー番組におけるやらせ事件、霊感商法やヘア・ヌード写真集の流行など、さまざまな事件に著者がゴーマンに意見を申し述べています。

    途中に「けんきょかましてよかですか?」というコーナーが置かれて、保守の立場を積極的に選び取った後年の著者の立場から、この当時の考え方の甘さを著者みずから批判することがおこなわれているのですが、その後さらに著者がAKBオタクになったことを思うと、当時の芸能界におけるプロフェッショナリズムの欠如を批判していたこの当時の著者からずいぶん遠いところまで行ってしまったのだなあと、何だか感慨に耽ってしまいました。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    はっきり自分の考えを言うと、なんでこんなにおどし脅迫が来るのだ!?(第四十九章「絶対個の彼方へ」より)―第二巻で「ゴー宣」はいよいよ「戦記」の様相を呈してくる。宗教団体、論壇、マスメディア、政界、国際問題…小林よしのり物言うところ必ず摩擦がおき、本質があぶりだされる。論理と情念が全開する、狂気のスラプスティック。

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